お昼は武蔵野アブラ學会代々木店@代々木(ホームページ)、恐らく「學会」が正式なのだろうけど、公式ホームページには「学会」も入り乱れている。
まるで油そばのように。
ほんの二年前、ここは旨いラーメンを出す居酒屋でした。
お店の常連は棚からキープした自分の富乃宝山を持って席に、常連未満はビールを飲みながらラーメン談義を楽しんでいた。
最盛期は何の示し合わせもなく満席のお客さん全員が知り合いだったこともあるし、示し合わせて貸し切って飲んで食べたことも一度や二度ではない。
と昔話していても仕方ないな。
一応、これにてアブラ學会全店舗訪問済み、ホームページには明日から日曜日までお盆休みと書かれていましたが、店先には告知が見当たりませんでした。
何食べようかなと券売機を見ると武蔵野油そば、特濃油そば、磯風油そば、に続いて冷やし油そばがありました。
食券を買って席に着いてカウンターへ、11席と4席はそのまま、カウンター台に食券を置いて、お冷やを飲みながらナムル(辛しモヤシ)を頂きます。
程なくして冷やし油ば750円、シンプルにまとまった奇麗な麺相です。
さっとかき混ぜて食べてみると、非の打ち所のない、クオリティの高い油そばですね。
丼はかなり冷たく冷やし、麺はしっかりと冷やし、タレはほどほど、トッピングはメンマ、貝割れ、白ネギ。
三河屋製麺の太麺が全体をうまーくまとめ上げていて、とても美味しい。
目新しさも奇抜さもありませんが、「武蔵野油そば」だからな、あれやこれやといじくり回してしまった油そばが多い中、稀有な正統派の油そば。
満足感は高いけど、満腹感ほほどほど、食べ放題のナムルでは満腹にはならないので、追加でご飯を頼めという話しだ。
ご飯は50円で食べ放題とは中野武蔵家のような大盤振る舞い、たくさん食べたい若者にはもってこいですね。
ご馳走様でした、また食べに来ます。
お昼は麺屋道成@代々木、去年の7月にオープンしたラーメン屋さんで、そう言えばこの前通った時に開店1周年記念の割引セールをやっていたな。
以前は麒麟という家系ラーメン屋さんがあって、ほぼ居抜きの店先と店内、それにしても大きくメニューを貼り出しています。
店内はいったん小部屋があって券売機、じゃんがら、醤油、塩、味噌、ごま味噌担々麺、黒麻婆ラーメン、濃厚とんこつ、じゃんつけ、ジャージャー麺、冷しラーメンと揃っています。
たまたま先客がいらっしゃらないタイミングで、カウンター10席、4人掛けテーブル3卓と、ゆったりとしていて、カウンター席に座りました。
卓上には辛さ増し唐辛子、豆板醤、じゃんがら用唐辛子、辛子にんにく、おろしニンニク、黒胡椒、お酢と揃っていました。
程なくして濃厚とんこつラーメン500円、今月一杯のランチタイムは390円。
レンゲでスープを飲んでみると、醤油ダレベースに背脂を軽く浮かせた豚骨スープに感じましたが。
なにがどうなら「濃厚」なのか全く分からず、こういう濃厚もあるのか、まだまだ私もラーメンのコトを全く分かっていないのか。
中細麺はスープとの相性がいいとは思えず、ひょっとして他のメニューに合わせてあるのかも知れません。
トッピングはバラ肉チャーシュー、ゆでほうれん草、板海苔二枚、に、味玉一つ。
これで390円はかなりのCPだと思いますが、どうして流行っていないのだろうか。
夜はつけ麺無極@野方(中野区丸山)(ホームページ)、昨日から始まった限定メニュー狙い。
昼、夜、15食限定とのことで売り切れが心配でしたが、売り切れていたら他のメニューでもいいやと1年ぶりに訪問してみると、無事に販売されていました。
店内に入ると「おや、ひさしぶりです」と挨拶されてびっくりしました。
前回訪問時は少しお話しさせていただいたと言え、良く覚えているものだなぁと感動してしまいました。
なんか勝手に嬉しくなってビール530円も買ってしまい、今夜は野方で一人お疲れ様会。
ふふふん、と口ずさみながら辛子高菜と紅生姜を小鉢に盛り付けていると、「こちら、どうぞ」とチャーシューの切り出し、ありがとうございます。
メニューのおさらいをしておくと、濃厚豚骨つけ麺、濃厚豚骨つけ麺(細麺)、Wスープつけ麺、みそ豚骨つけ麺、無極そば、他はトッピングにライス。
手隙のタイミングでちょこちょことお声掛けいただき、短い時間ですがとても楽しいラーメンの出来上がり待ち時間です。
程なくして出来上がってきた梅薫る冷や冷やすっぱスッパつけそぼ800円、並200gと中300は同額、大400gは100円増しとなります。
細麺はレギュラーメニューのと同じかな、数本を手繰ってつけ汁に浸けて食べてみると、酸っぱい、かなり酸っぱい。
無鉄砲だから半端なことはしないとは思っていましたが、梅でここまで酸っぱくするのには驚きました。
十分冷やされていて、三つ葉が浮いていてとてもいい感じです。
麺にはレアチャーシューが二枚、茗荷の千切り、薬味ネギ、そして梅肉、さらに刻み海苔。
美味しいなぁ、実に美味しい、一本、一枚、一滴残らず頂いてご馳走様でした。
さて、もう一杯、のつもりでしたが明日もあることだし、帰宅することにしました。