【台北=共同】日本の衛星放送を全て無料で見られるよう不正改造した「B―CAS(ビーキャス)カード」をインターネット経由で日本向けに販売したとして、台湾警察当局は13日、著作権法違反の疑いで台湾人の男2人を逮捕したと発表した。
不正カード摘発は日本各地で相次いでいるが、告訴していた日本のカード管理会社によると、海外の関係者の摘発は初めて。
警察当局によると、2人は台湾で不正カードを作成、「BLACKCAS社」名の日本語サイトを通じ2012年以降、約2万枚の不正カードを1枚約1万~約5万円で販売した疑い。著作権の侵害額は約1700億円に上るとみられるという。
警察当局は関係先から不正カード1万枚超やカードリーダーなどを押収、共犯者がいるとみて調べている。
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