エルサレム=山尾有紀恵
2014年8月13日21時14分
AP通信は13日、パレスチナ自治区ガザ北部での不発弾の処理作業中に爆発があり、同行取材していた同通信のイタリア人ビデオジャーナリスト、シモーネ・カミッリ記者(35)とパレスチナ人の通訳ら5人が死亡したと報じた。同じ場所にいたAP通信のカメラマンら4人も重傷を負った。
7月8日にイスラエル軍がガザ攻撃を始めてから、外国人記者が取材中に死亡するのは初めて。1カ月におよぶ戦闘で、ガザ側では市民ら1900人以上が死亡した。
爆発があった北部ベイトラヒヤでは、イスラエル軍とガザのイスラム組織ハマスなど武装勢力との激しい戦闘が起き、畑や空き地にミサイルなどの不発弾が残っている。ガザの当局は13日深夜までの一時停戦中、不発弾の処理作業にあたっていた。
エジプトの首都カイロでは、両者の停戦交渉が続くが、13日中に合意できる見通しはたっていない。(エルサレム=山尾有紀恵)
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朝日新聞国際報道部
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