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【大リーグ】

ロイヤルズが8連勝で首位浮上 青木が決勝ホーム

2014年8月13日 紙面から

◇ロイヤルズ3−2アスレチックス

 8連勝で奪首だ!! ロイヤルズは11日(日本時間12日)、地元カンザスシティーでのアスレチックス戦に3−2で競り勝ち、8連勝。この日敗れたタイガースを0・5ゲーム差でかわし、6月以来のア中地区首位に躍り出た。青木宣親外野手(32)は2−2の7回に一塁の代走で途中出場すると、決勝の生還を果たし、共同電などによれば「最高の勝ち方だった」と会心の笑み。盤石のリリーフ陣も擁するロ軍は、29年ぶりのポストシーズン(PS)が本格的に視野に入ってきた。

 値千金の生還をもぎ取った。2−2の7回1死一塁。ここでヨースト監督は、休養で先発を外れていた青木を代走に送った。直後の二ゴロに、並の走者ならば二塁封殺されるところを快足を飛ばして二進し、守備陣はやむなく一塁のアウトを選んだ。

 「ノリが二塁に進んだとき、何かが起きるかもしれないと感じた」と同監督。青木も「2死二塁になって、何が何でも(本塁に)かえろうと思った」と腕を鳴らした。

 ここでエスコバルは中前打。青木は「(中堅)クリスプは守備範囲は広いが肩は強くないし、浅い位置取りはしない」と好スタートを切り、決勝のホームを陥れる。ベンチに戻ると、雄たけびを上げてハイタッチの嵐に応え、「最高の勝ち方だった。1点差でも勝てそうな気になる。勝てば首位に立つことは知っていた」と目を輝かせた。

 8連勝で、6月19日以来となる地区首位に再浮上。7月21日時点でタイガースに8ゲーム差をつけられていたが、そこから19戦16勝でひっくり返した。8月中旬に地区首位にいるのは、チーム11年ぶりだ。

 原動力になっているのは救援陣だ。この日も“勝利の方程式トリオ”が無失点リレー。7回は防御率1・62のヘレラ、8回はリーグ最多25ホールドのデービス、9回はリーグ最多35セーブのホランドとつないだ。青木も「後ろに彼(ホランド)が控えてくれているのは大きい。勝ちパターンがつくれている」と絶対的な信頼を寄せている。

 これで8連勝は今季2度目。過去にロ軍がシーズン2度の8連勝をマークしたことは3度あるが、その1977、78、80年は、いずれもPSに進出した。「地区首位に再び戻る。それがうちの目標だった。今は、そこに居続けたいね」と同監督。しかも、ア軍との4連戦を乗り切れば、残り42試合中35試合は、現時点で勝率5割以下のチームとの対戦だ。29年ぶりのPS、そして地区Vへ、ロ軍と青木に強烈な追い風が吹いている。

 

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