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【プロ野球】

Gイタッ…杉内で勝てず

2014年8月13日 紙面から

6回表1死満塁、メッセンジャーから2点適時打を打たれ降板する巨人先発の杉内

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◇阪神4−3巨人

 再び、虎の足音がはっきり聞こえてきた。大事な首位攻防戦。巨人が痛い1敗を喫した。1点差に追いあげたのはせめてもの意地。9回は呉昇桓の前に三者連続で空振り三振に仕留められて、万事休すだ。2位・阪神との差はまたもや、0・5ゲームに縮まった。「こういう結果になる時は原因というものがあります」と原監督。会見では冷静に振る舞おうとしたが、決して心中は穏やかでない。その証拠に今季4敗目を喫したメッセンジャー対策を聞かれた指揮官は「種明かしをする必要はないでしょ」とポツリ。「結果論はどうぞ、やってください」と語る声にはいら立ちがにじんだ。

 勝機はあった。1回に阿部の右前適時打で1点を先制。6回にも高橋由の左前適時打で1点を返した。しかし、相手を土俵際に追い詰めてから、畳み掛けることができない。6回は無死満塁から井端、代打のセペダとロペスが3者連続三振。メッセンジャーに引導を渡すことができなかった。

 「最後の球はいい場所に決められた」。セペダは唇をかみ、早足のロペスは終始、無言のまま。役割を果たせなかった自らを責めた。これに対して、指揮官はガックリ感を隠しきれない。「(球が)前に飛んでいかなかったね…」。ここだけは嘆き節が口を突いた。ショックを引きずるわけにはいかない。本拠地・東京ドームでの首位攻防戦は続く。「慎之助は打席での集中力が出てきた」と好転への材料を強調した原監督は、ナインが底力を見せることを信じている。 (川越亮太)

 

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