広島電鉄は広島駅(広島市)の案内所などで英語、中国語など5カ国語に対応した窓口案内を20日に始める。電話を介する通訳サービスを活用して、問い合わせに答える。外国人観光客が広島を観光しやすいようにサービスを向上する。
利用するのはNTT西日本子会社のNTTマーケティングアクトの通訳サービス。外国人がNTTマーケティングアクトの通訳に電話で質問、通訳が広電の窓口担当者に日本語で質問内容を伝えて、回答を取得した後、あらためて外国人に通訳が回答する。
英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語の5カ国語に無料で対応。広島駅の案内所のほか、宮島口駅(広島県廿日市市)、広島空港行きのリムジンバスの運行管理センター、宮島のロープウエーなど7カ所で通訳サービスを使った案内を始め、今後、対応箇所を順次増やしていく。
広島電鉄では電停の英語、中国語などの4カ国語表記や車内の英語案内放送など外国人観光客への対応を進めている。7月からは広島から松江、米子に行くバス便の外国人向けの割引サービスを始めた。
広島市の統計によると2013年に広島市を訪れた外国人観光客は53万人と12年に比べ46%増加し、過去最高を記録。欧米からの観光客に加え、中国、台湾などアジアからの観光客も増えているという。
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