「7・2%より良い数値が出たとしても、そもそも想定外の悪化なので、市場は警戒を緩めず、株価上昇の期待は薄い。もし、7・2%よりマイナス幅が拡大したら目も当てられない。8日の450円程度の下落では済まないでしょう」(前出の市場関係者)
今週は盆休みと重なるため、市場参加者が少なく、薄商いが予想される。
「それだけに株価は大きく振れやすいのです。外資系ファンドが、ちょっと売りを仕掛けただけで株価は大暴落します。13日は絶好のタイミングかもしれません。日経平均の次の節目は1万4100円。ここが勝負でしょう」(株式アナリストの黒岩泰氏)
1万4100円を割り込んだら、おそらく底なしだ。
「GPIF(年金基金)や日銀など公的資金が買い支えるという見方もありますが、この動きはすでに織り込み済み。株価反騰の材料にはならない」(黒岩泰氏)
アベノミクスがつくり出した“見せかけの株高”はいよいよ終幕だ。