19日放送の「ミヤネ屋」(日本テレビ系)で、シンガーソングライターのASKAが覚せい剤取締法違反で逮捕された事件について特集した。

特集の中で、ASKAが作詞した楽曲に覚せい剤中毒を思わせる不穏な歌詞があることを指摘した。

1993年に発表した「夢の番人」の、

「子供も大人も羽根を痛めた鳥も
運び屋の白い粉袋の秘密で
輝いているような 輝けないような
物語はここで手渡されるチケット 今夜も」

という部分を紹介。番組では「運び屋の白い粉袋の秘密」部分が赤い字で強調された。

また、同じく1993年に発表された「港に潜んだ潜水艇」の、

「口の中にクスリを撃ち込まれた気分さ
あちら こちらの 心臓が一斉に騒ぎ出す」

という歌詞の一部が強調され不穏な歌詞だと紹介した。

さらに、1996年に自叙伝とも言える書籍「インタビュー」出版し、そこにはASKAの幼馴染が、暴力団に入り、その幼馴染が覚せい剤中毒になったということを告白していたと紹介。

この本を出版した2年後の1998年にリリースした楽曲「Kicks Street」からは、

「今夜もクスリを射ち込んだ 若者がいる
自分の中のもう一人に 押し返されて
夢を買うにせよ コントロールが必要だ」

という歌詞の一部を紹介した。

番組内では専門家やコメンテーターを交え、CHAGE and ASKAのデビュー前エピソードから逮捕までの経緯などを紹介して検証していたが、警察による本格的な取り調べはこれから。真相解明までにはまだ時間がかかりそうだ。

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