自分のTwitterでも性教育をすすめないといけないっていうことをつぶやいたりしています。
順番としては、まず既に産まれている子供たちを安心して育てられる社会にしてほしい。その後、産みたいけど産めない人への理解がすすむこと、若い世代への性教育をすすめること。 / 日本の少子化の流れは止められる...
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— yukixxxxx (@yukixxxxx) July 6, 2014
で、じゃあ性教育ってなんだろう。
って、改めて考えてみたのですが、「性」っていうくくりでなく、「体のこと、将来のこと」全般として教育する方が自然なのかな、と思いました。
特に妊娠・出産を経験する女性の場合について、必要なことって何かなと思い、残してみます。
- 体の変化・機能と妊娠の仕組みを知る
学校では単純に成長と共に体がどう変わるかと、子宮がどこにあって〜〜みたいな「理科」の延長みたいな感じで説明を受けただけだったのですが(今はどうなんだろう)、
「どうしたら妊娠するのか」「いつまで自然に妊娠できるのか」などを含めて、もう少しリアルに知る必要があるなと。
具体的には、
・正しい避妊方法(AVの情報で主に男子が思い込んでいる間違った避妊の知識を正す)
・性病(こういうことしたら病気になるよ。とか)
・中絶(中絶の方法や体へのリスクについて)
・卵子が減少していくこと(自然に妊娠する年齢に限界があること)
・生理痛やPMSなどの月経にまつわること(しんどい時は我慢せず診察すること)
・婦人科に定期的に健診に行くこと
など。
10代の女の子とか、精子飲んだら妊娠するとか思ってる人たまにいるからね。ほんとに。
で、できるだけ、生理が始まったら、婦人科への通院を定期的に行うようにここで意識がつくといいなと。(これは親への教育も必要かも)
健康診断は年に1回受けていても、婦人科へ年に1回行く習慣がある人はほとんどいないです。30歳になっても、1度も婦人科へ行ったこと無い人、普通にいます。月経が始まって約20年も経っていたら、ちゃんと機能しているかどうか確認しなきゃだめだと思うんです。
若い女性にとっては、婦人科って、「予期せぬ妊娠の不安」や「性病の不安」など、ネガティブな動機での通院のイメージが強かったりします。これをそもそも変えないといけないなーと思うのです。
子どもが欲しくなってからでは遅い?娘のための“妊活”|ニュースコラム | リビングくらしナビ
ここでもチラっと書いてあるとおり、フランスでは、娘が初潮をむかえたら、親はかかりつけ医を紹介するそうです。
こういう習慣を若いうちにつけておくのがいいなと思います。そうすれば、親から子へ、ちゃんと教育が続いていくことになるし。
- 妊娠期間、子育て期間の知識
少し重複しますが、実際「妊娠したらどうなるのか」「出産後の生活はどうなるのか」を知っている状態で妊娠する人って、実はあんまりいません。(私もそうだった)
妊娠してから、母親学級に行ったり、たまひよ読んだり、後になって知ります。
で、「思ってたんと違う! 」と思うことがめっちゃあることに気づきます。
できれば、高校生くらいで実際の妊婦さんと話すとか、0歳児の赤ちゃんに触れてもらうとか、そういう機会を学校教育の中で定期的に作ってもらえたらいいのかも。と思います。
具体的には、
・妊娠すると起きる体の変化(つわりや切迫早産など出産までに起こるトラブル)
・妊娠中の生活(マタニティマークのこと、食事のこと)
・妊娠、出産にかかるお金のこと(給付金の手続きなど)
・出産後の生活のこと(無理をしないこと、行政に頼ることができること)
・育児のこと(0歳の育児がいかに大変かということ、授乳、夜泣きのこと)
など。
妊娠中は、毎月ちょっとしたことで不安になり、とてもナーバスになります。毎月心配事も変わります。最初は流産やつわりに不安になり、胎動を感じられるか不安になり、早産に不安になり・・・。ずーーーーっと不安です。
その不安を周りが理解してくれていたら、とても救われると思います。
が、実際は、妊婦は邪魔扱いされることも少なからずあります。(会社や公共の乗り物などで)
男女ともに、妊婦さんがどういう状況なのかを知った上で、対応できるようになれるといいなと思います。(もちろん妊婦だからってマナー違反は駄目だけど)
- 女性が自分の人生に責任を持つということ
「将来は男性に食べさせてもらおう」と思っている人や、「いつかは働くのを辞めて楽になりたい」と思っている女性はある程度いると思います。(専業主婦がだめだという意味ではありません。)
ですが、そういう人生を送ると決めたのは「自分自身」だし、それで何かあってもパートナーを責めちゃいけないと思うんです。
少なくとも「妊娠する」という点では女性は自分で自分の体を守らないといけないし、将来「妊娠できなくなる」というリミットがあることも、「聞いてなかった」ではすまされないし、誰も助けてくれません。
自分がどう生きていくのか。出産をしたいと思うのであれば、いつまでに何をしないといけないのか、キャリアアップするならどういう道を選んで、何か捨てないといけないのかどうか。
社会や周りのせいにせず、自分で決断する力をつけないといけないと思います。
バリバリ働いてきて、高齢出産になり、不妊治療が必要になった女性を叩く人もいます。(自己責任だろ!みたいな。)出産したら、急に社会に対する意識が変わったりします。(子育て世代に優しくなくて。)
でも、それも受け入れていく(スルーする)くらいの強さが女性には必要なのかもしれません。自分の人生は、誰も責任とってくれないから。
若い女性に向けて言うなら、避妊を男性任せにしないことも重要だと思います。私は昔、尊敬している女性の先輩に「避妊具は持ち歩くべき」と教えられ、持ち歩いていました。たまたまその話を真面目に男性にしたら、やる気まんまんだとか言われて笑われましたが。うん。確かに言うべきじゃなかった。笑
妊娠、出産は男女共に責任があるもののはずですが、体に負担があるのは女性の方だけ。だからこそ、女性側が避妊に関して積極的な行動をとらないといけないんですよね。ほんとは。(力の差はあるので無理矢理だとかその辺はどうしようもないとして)
うまくまとまりませんが、こんな感じのことを、中学生くらいから、「保健体育」の時間は全部これにするくらいの勢いでできたらいいなーと。
こういうことを「啓発」していくのってもう長期的な施策すぎてため息がでるんですけど、 でもやっぱり、傷ついてしまってからフォローすることを、少しでも避けるには、地道に教育するしかないんだと思います。
ていうか、大げさに言うと、先進国だからこそ本来はきっちり得られる知識のはず。
私にできることは、主人にちゃんと伝えることと、息子が大きくなったらちゃんと話すこと。・・・まずはこんだけしかないけど・・・。
あんまりまとまってないなー…。
おやすみなさい。