猪瀬明博
2014年8月13日03時00分
茨城県で開かれた第38回全国高校総合文化祭(総文祭)の小倉百人一首かるた部門で、安積黎明の星杏奈さん(3年)が昨年に続き読手(どくしゅ)コンクールの部で最優秀読手に輝いた。そして総文祭最終日の先月31日、東京都と大分県で争われた決勝の読手を務めた。
このコンクールは、札の読みの技量を競うもので、今回は全国から58人がエントリーした。ここから優秀読手に選ばれた3人が総文祭で読み、声の良さ、静寂を保つ間合いの取り方などが審査された。審査委員長を務めた白鷗かるた部(東京)の川原博子先生は「余韻を残しながらのフェードアウトが絶妙で、選手の集中力を高める読みだった」と絶賛した。
決勝は東京都の5連覇で終わった。星さんは「前半、選手にお手つきが多かった。余韻が一定しなかったからかな」とまず反省。しかし、「去年より余韻も発音も成長したと思います」とやり切った充実感をにじませた。
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