署名活動~アングレーム~グレンデール裁判~国連に至るまでの
一連の出来ごとを通じて、それよりも前から自分が漠然と感じてきたことが、
少しずつ形を帯びてきたような気がします。
安倍総理は平成25年12月26日、自ら靖国神社を参拝されることにより、
国民に対して示された自らの歴史観に嘘がないことを示されました。
今度は、国民が歴史問題に対して正しい態度で取り組み、
そろそろ国家のあり方と現実を理解しても良い頃ではないでしょうか。
「現状を生み出した原因の究明」という思索の中で、
「善悪史観」という フィルターがかかっている事にそもそもの
「歪み」があるのでしょう。
歴史の中には、「善悪」はないと思います。
その時の「主人公たち」が、それぞれが置かれた状況の中、
得られた情報をフルに活用して、多数の利害関係者との
パワーゲームの中で、自分の利を最大限得られるように
振る舞った結果なのですから。
では、現状を「より良い方向」に改善する為には、
どうすれば良いのでしょうか?
歴史に見いだした原因を排除しようとしても、まるで無意味なのです。
そこは、現状に即した分析を基準にして行動を決めなければなりません。
例えば、伊藤博文暗殺犯の安の評価が日本と朝鮮で違うのは当たり前。
だから大げさに煽る方がおかしいのです。
米国でワシントンは独立・建国の英雄ですが
英国では反逆者というのと同じです。
しかしこんなことで米英は争わない。歴史認識が違って当然だからです。
「歴史に学べ」というのは、
「現状打開のために、歴史に秘められた原因を究明して
それを排除することではない」
そのことに、早く気づくべきなのでしょうね。
そして、日米防衛同盟は「日本の権利」ではありません。
歴史認識に対する問題や慰安婦問題に対する国家レベルの対応は
然るべき立場の方々が、 相手国の然るべき立場の方々に
正々堂々、対応していくことが「正しい姿」であるはずです。
「民意を表す」やり方は、むやみやたらに相手をわきまえず
意見をぶつければ良いという訳ではありません。
然るべき立場の方々を動かすために、
然るべき立場の方々に対して「民意をぶつける」べ きだと思います。
そこで今は
「どうやって日米を保守するか」が我々に問われていると考えて居ます。
これは平成日本人の良識が問われるていると言う事です。
ですから、民衆は民衆であって、言論の自由はあっても、
誰に対してもその権利を行使で きる訳ではありません。
特に 外国に対しての発言は、外交は政府の専権事項ですから、
厳に慎まなければなりません。
日本人の正しい姿勢として、
米国へ対して権利を声高に抗議はあってはならないのです。
権利を主張する姿勢は完全に間違って居ます。
現下の日本は日米防衛同盟を基本に市場の恩恵も
考慮しなければいけません。
この意識が欠落すると、日米離反に引掛ります。
現状、民衆は 市民活動家の煽動に煽られて居ます。
わたしは、ネット世論の言動、暴言、煽りに対する
政府の然るべき立場の方のご指導が必要と考えています。
今後、米国に、
「日本にとっての朝鮮半島は米国にとってのキューバなのだ」と
しっかり伝わって欲しいと思っていますが、
しかし伝えるには日本自主防衛が絶対的条件となります。
その為にわたし達はまず「何をどうすれば」良いのでしょうか。
外交と安全保障は政府の専権事項だと言うルールを守ることです。
現実、我が国の実情として、メディアも保守系論壇も○○国民運動も
保守団体も偽装保守団体だったり偽装保守言論人だったりしたことが
とても多いと言う事も慰安婦問題で分かってきました。
そこから考えると、
実際、「国のために、自分の立場で何をなすべきか?」という事を
真剣に考え、行動している方々は絶滅危惧種ではないでしょうか。
内面の充実に対する努力を忘れた人間からは
どんどん魅力が消え去っていき
そのうち、その人の周囲から人が去って行くことと同じように、
自らの知性や文化、民族性の特性を見つめ直す努力を忘れ、
他国のあら探しや自国に対する 態度への抗議や
抵抗に終始するようになった国に対しては、
いずれ国際社会から忘れ去られ、軽蔑しか受けなくなるでしょう。
その観点で、私たちはこの演説を再度紐解くべきかと思います。
故ケネディ元大統領の最大の業績がキューバ危機の解決です。
これによりソ連は屈服し、キューバから核ミサイルを撤去し、
ソ連のフルシチョフは失脚しました。

★英文
http://www.jfklibrary.org/JFK/Historic-Speeches/Multilingual-Inaugural-Address/Multilingual-Inaugural-Address-in-German.aspx
★日本語
http://www.jfklibrary.org/JFK/Historic-Speeches/Multilingual-Inaugural-Address/Multilingual-Inaugural-Address-in-Japanese.aspx