高校野球 大垣日大 最大8点差を逆転勝ち8月12日 18時30分
夏の全国高校野球、大会2日目の第4試合は岐阜の大垣日大高校が8点差を逆転して茨城の藤代高校に12対10で勝ちました。
先制したのは藤代で1回、2本のタイムリーヒットや古谷勇斗選手の大会第6号のランニングホームランなどでいきなり8点を奪いました。その裏、大垣日大は4点を返しましたが5回、藤代の濱渡遼選手がツーランホームランを打ってリードを6点に広げました。しかし、大垣日大は7回までに5点を返して1点差に詰め寄りました。そして8回、ノーアウト一塁三塁から内野ゴロの間に同点とし、さらに5番の野崎文志選手が大会第8号のツーランホームランを打って12対10と勝ち越しました。
大垣日大の阪口慶三監督は、この1勝で甲子園での通算勝利数が春夏合わせて37勝となり、かつて池田高校を率いた故蔦文也監督とならんで歴代7位となりました。
大垣日大・阪口監督「涙が吹き出るほど感激」
大垣日大高校の阪口慶三監督は、「1回に8点を一挙に取られたけれど、焦ってはいなかった。選手たちには、『むしろこの状況を楽しんで1点ずつ返していこう』と声を掛けた」と試合を振り返りました。そのうえで「もう涙が吹き出るくらい感激しました。こうした試合ができたことが野球人として一生の思い出になりました」と興奮した様子で話していました。
8回に勝ち越しのツーランホームランを打った大垣日大高校の野崎文志選手は「1試合でも多く仲間と野球をしたいと思っていたので、ホームランを打つことができてうれしいです。次の試合では1回から自分たちの野球が出来るようにしたい」とうれしそうに話しました。
また、5回途中からマウンドに立ち、相手打線に得点を与えなかった滝野要投手は「これまで経験のないぐらい躍動感のあるピッチングをすることができました。次の試合に向けて、しっかり調整してチームに貢献できるように頑張りたい」と充実した表情で話していました。
藤代・菊地監督「勝ち意識しすぎた」
藤代高校の菊地一郎監督は「1回に8点を取って、勝ちを意識しすぎました。自分たちが苦手としている足を絡めた攻撃を相手にされ、次第に選手たちに疲れが出ていました。1、2年生のチームを強くしてまた、甲子園にやってきたいです」と話していました。
また、竹内悠投手は「仲間がたくさん点を取ってくれたのに、申し訳ない気持ちでいっぱいです。憧れの甲子園は歓声が大きくて、その雰囲気にのまれてしまいました。今は悔しい気持ちしか残っていません」と涙で顔をくしゃくしゃにしながら話していました。8回に逆転を許したホームランについては「スライダーをアウトコースの低めに狙って投げましたが、力んでしまい、甘いコースに入ってしまいました」と悔やんでいました。
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