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4─6月期GDPに悪化期待の声、追加緩和や10%増税延期の思惑

2014年 08月 12日 16:14 JST
 
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[東京 12日 ロイター] - 市場の注目は、あす13日に発表される日本の4─6月期国内総生産(GDP)だ。消費増税の影響で大きく悪化すると予想されているが、一部の市場関係者からは、下振れした方が株高・円安になりやすいとの見方が出ている。

日銀追加緩和への期待感が高まる一方、消費再増税への警戒感が後退する可能性があるためで、景気の落ち込み自体よりも政策期待に市場は反応しそうだという。

<下振れなら日銀緩和期待で株高・円安か>

ロイターがまとめた民間調査機関の予測では、午前8時50分発表の4─6月期実質GDP1次速報の予測中央値は、前期比マイナス1.8%、年率マイナス7.1%。

当初の予想では年率5%程度のマイナスとの見方が多かった(7月10日発表のESPフォーキャスト調査ではマイナス4.9%)が、ここにきて予想マイナス幅が大幅に拡大している。

最大の懸念要因は、やはり消費だ。1─3月期までの駆け込み需要の反動が出るのは当然とはいえ、当初の想定以上に落ち込みが激しいと警戒感が強まっている。7月の百貨店売上高が一部店舗でマイナスが続くなど弱いデータもある。天候不順の影響もあるため消費マインドの動向は読みにくいが、実質賃金の目減りもあって、先行きについても市場では厳しい見方が多い。

過去の数字とはいえ、4─6月期GDPは消費増税後、初めての総合的なマクロ経済データだ。米国の1─3月期GDPが確定値でマイナス2.9%に下方修正された際(さらに改定で2.1%減に縮小)は、寒波の影響とわかっていながらも、その後のマーケットの景況感をしばらく悪化させてしまった。

日本の4─6月期GDPが大きく悪化すれば、アベノミクスへの疑念にもつながりかねない。   続く...

 
 

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 8月12日、金融市場は13日発表の4─6月期GDPに注目している。予想を下振れした方が株高・円安になりやすいとの声も出ている。東京で先月撮影(2014年 ロイター/Yuya Shino)

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