「市民の思い発信した」長崎市長が見解 平和宣言批判に対し [長崎県]
長崎市の田上富久市長は11日、土屋正忠衆院議員に9日の長崎平和宣言を批判されたことについて、西日本新聞の取材に応じ、「長崎市民の自然な思いを発信した。しっかり全体を読んでいただければ、趣旨を理解していただけると思う」と答えた。
取材に対し田上市長は、「(行使容認反対まで)踏み込むべきだったという意見もある。いろいろな意見、批判を受け止めたい」とも述べた。
一方、平和宣言の起草委員を務めた元長崎大学長の土山秀夫氏(89)は「平和宣言は核兵器廃絶宣言ではない。被爆地が最終目標の戦争のない世の中を求めるのは当然。平和についての発言を制限しろという方が理解できない」と批判した。
=2014/08/12付 西日本新聞朝刊=