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船橋オートレース来年度末廃止 正式決定8月12日 17時41分
「オートレース発祥の地」とも呼ばれる千葉県船橋市の「船橋オートレース」について、主催する千葉県と市は、赤字の拡大などを理由に来年度末で廃止することを正式に決めました。
船橋オートレースは、昭和25年に全国で初めて開催されたレースを前身とし、船橋市は「オートレース発祥の地」とも呼ばれています。
千葉県と船橋市が主催する公営競技として人気を集め、ピークの平成2年度には100万人余りの観客を集めて744億円を売り上げましたが、景気の低迷や娯楽の多様化などから、昨年度は売り上げが103億円に落ち込みました。県と市は今後、建物の耐震化やコースの改修などで多額の費用がかかり赤字が拡大を続けると判断し、来年度末で廃止することを正式に決めました。
記者会見した船橋市の松戸徹市長は「発祥の地として廃止はつらい決断だった。これまで応援してくれたファンの皆さんに感謝したい」と述べました。
廃止を巡っては選手会が強く反発していて、県と市は引き続き理解を求めていきたいとしています。船橋オートレースの廃止を決めたことについて、千葉県の森田健作知事は「オートレース発祥の地であり、多くのファンの方々に愛されていることを思うと大変つらい選択だった。来年度末まで引き続き楽しんでいただけるよう精いっぱい努めていく」とするコメントを出しました。
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