中国人による 窃盗
「中国人窃盗団」事件
年月日 2013年1月
加害者 陳則福(27)ら中国人4人
事件の概要
近畿や関東などで空き巣を繰り返したとして、2013年12月に窃盗罪などで実刑判決を受けた中国人4人について、京都、滋賀など4府県警の合同捜査班は2014年2月6日、余罪211件を裏付けて書類送検し、捜査を終結したと発表した。2府11県で犯行を繰り返しており、被害総額は現金や貴金属など、約1億5千万円相当。
書類送検されたのは2013年1月、特殊開錠用具所持禁止法違反容疑で現行犯逮捕された住居不定、無職、陳則福受刑者(27)ら中国人4人。いずれも窃盗罪などで実刑判決を受け、服役している。
4人は、ガスバーナーでガラスを焼き切って侵入する手口で空き巣を繰り返して犯行を繰り返していた。
参考文献
- 空き巣繰り返し…中国人窃盗団の余罪211件 裏付け捜査終結 被害総額約1億5千万円,産経ニュース2014.2.6配信・魚拓
「客酔わせコンビニで勝手に金引き出し」事件
年月日 2013年7月5日
加害者 林秀蘭(36) ほかにも複数のグループが関与?
事件の概要
警視庁は2013年11月16日、中国籍の女で職業不詳、林秀蘭容疑者(36)(埼玉県川口市)を窃盗容疑で逮捕した。同庁はほかにも複数のグループが関与しているとみている。
捜査関係者によると、林容疑者は2013年7月5日未明、知り合いの飲食店で飲んでいた40歳代の男性客を東京都文京区湯島のコンビニ店に連れて行き、この男性のキャッシュカードを使って現金自動預け払い機(ATM)から現金40万円を引き出し盗んだ疑い。調べに容疑を否認している。
JR上野駅近くの繁華街で、中国人らが酔った客をコンビニ店に連れて行って勝手に現金を引き出す手口が横行し、2013年1~10月、計約1億2000万円の被害が出ている。
参考文献
- 中国人ら、客酔わせコンビニで勝手に金引き出し,読売新聞2013.11.16配信・魚拓
「不正送金口座から引き出し」事件
年月日 2013年12月
加害者 王文超(23) 張永超(23)
事件の概要
大阪府警サイバー犯罪対策課などは2014年2月27日、インターネットバンキング利用者の口座から不正に送金された現金を引き出した、窃盗容疑でいずれも中国籍の私立大2年王文超(23)=大阪市生野区新今里=、専門学校生張永超(23)=同市天王寺区小橋町=両容疑者を逮捕した。王容疑者は「人から頼まれた」と容疑を認め、張容疑者は否認している。
発表によると、王容疑者は2013年12月、東大阪市のコンビニの現金自動預払機(ATM)で中国人名義の口座から50万円を引き出し、張容疑者も今年1月に大阪市のコンビニATMで日本人名義の口座から50万円を下ろした疑い。
この2口座を含む7口座には、横浜市の女性と奈良県の男性の口座から約800万円がネットバンキングで不正送金されており、銀行側が警視庁に通報。うち約400万円が大阪府内のATMで引き出されたことが判明していた。
参考文献
- 不正送金口座から引き出し=容疑の中国人逮捕-大阪府警,時事ドットコム2014.2.27配信・魚拓
中国系窃盗グループ「爆窃団」2人逮捕
年月日 2014年1月中旬
加害者
事件の概要
中国系の窃盗グループ「爆窃団」のメンバーで、2009年(平成21年)に東京都内で総額5千万円相当の指輪などが盗まれた事件への関与が疑われる中国人の20~30代の男2人が別の建造物侵入容疑で警視庁捜査3課に逮捕されていたことが2014年3月28日、捜査関係者への取材で分かった。男らは逮捕直前に貴金属店に立ち寄っており、捜査3課は爆窃団が日本で犯行を再開するための下見目的だった可能性があるとみて警戒を強めている。
男らの関与が疑われているのは2009年2月、中央区銀座の貴金属店の壁に穴が開けられ、金庫から現金約100万円と指輪、ネックレスなど約130点(約5千万円相当)が盗まれた事件。実行犯とみられる爆窃団の男と同時期に来日し、事件後に出国したことなどが確認されていた。
捜査3課が男らも爆窃団のメンバーとみて警戒していたところ、2013年12月末に再来日。都内や千葉県内の貴金属店などを見て回り、今年1月中旬に中央区内の証券会社に窓ガラスを割って入ったため、建造物侵入容疑で逮捕した。男らは逮捕容疑や爆窃団との関係については認めているが、2009年2月の窃盗事件への関与は否認しているという。
爆窃団
中国・香港などに拠点を置き、店舗の壁に油圧ジャッキや電動ドリルで穴を開け、貴金属を盗み出す窃盗グループ。短期間で国内外を出入りする「ヒット・アンド・アウェー」方式で犯行を繰り返す。日本では昭和60年代~平成10年ごろに被害が相次いだ。
参考文献
- 中国系窃盗グループ「爆窃団」2人を逮捕 5年前の銀座窃盗に関与か,産経ニュース2014.3.29配信・魚拓
客を装い宝飾品窃盗事件
年月日 2014年4月4日
加害者 劉検躍[リュウ・ジェンユエ](45) 莫幇学[モー・バンシュエ](45)
事件の概要
客を装って宝飾店からダイヤの指輪を盗んだとして、警視庁捜査3課は、窃盗の疑いで、いずれも中国籍で東京都台東区蔵前の職業不詳、劉検躍(45)と莫幇学(45)の両容疑者を逮捕した。同課によると、劉容疑者は容疑を否認し、莫容疑者は「2人でやった」と認めている。
都内では過去5年で、中国人窃盗グループが関与したとみられる同様の手口の窃盗被害が約30件確認されており、同課は2人がこのグループの一員とみて全容解明を進める。
逮捕容疑は2014年4月4日午後0時半ごろ、台東区上野の宝飾店で、ダイヤの指輪1個(販売価格490万円)を盗んだとしている。店員に「ダイヤ、ダイヤ」などと言って複数の指輪をショーケースから出すように指示し、選んでいるふりをして盗んだとみられる。
同課によると、2人は2日に港区新橋の紳士服店でスーツ(販売価格8万5千円)を盗んだとして、窃盗の疑いで逮捕された。2人に似た人物が宝飾店付近の防犯カメラに映っていたため、関与が浮上した。
都内では銀座や赤坂などで宝石や時計が盗まれており、被害品の大半が100万円以上の高額商品だという。
参考文献
- 客装い490万円指輪盗んだ疑いで中国籍の男2人逮捕 中国人窃盗団と同じ手口,BIGLOBEニュース2014.4.28配信・魚拓
- 窃盗容疑で中国人2人逮捕=ダイヤ購入客装う—警視庁,The Wall Street Journal2014.4.28配信・魚拓
- 最終更新:2014-05-10 02:14:10