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春日部共栄、大金星!春王者・龍谷大平安倒した!開幕いきなり初回5点

2014年8月12日6時0分  スポーツ報知
  • 1回無死一、三塁、春日部共栄・守屋の中犠飛で生還する清水(中)とタッチする次打者の原田(左は龍谷大平安・元氏)

 ◆第96回全国高校野球選手権大会第1日 ▽1回戦 龍谷大平安1―5春日部共栄(11日・甲子園)

 開幕戦で春日部共栄(埼玉)が大金星を挙げた。史上8校目の春夏連覇を狙ったセンバツ王者の龍谷大平安(京都)から、初回に一挙5点を奪う猛攻。金子大地(3年)が1失点完投し、17年ぶりの甲子園勝利をもぎとった。

 勝敗は、グラウンド外の勝負で決まっていたのかもしれない。

 試合前、先攻後攻を決めるじゃんけん。勝った春日部共栄・小林慎太郎主将が、先攻を選んだ。「センバツ王者がもしも春夏連覇を意識するようなことがあるなら、初回に甘さが出るんじゃないか。相手が慣れないうちにたたきたい」という本多利治監督(56)の作戦だった。

 狙いが的中した。初回、先頭の清水頌太が左前安打で出ると、佐野尚輝が初球をバント。これが相手先発の一塁悪送球を呼んだ。浮足立つ敵に、犠飛や3連続タイムリーで襲いかかった。打者10人の猛攻で一挙5得点。投打で活躍した金子は「積極的にいって出鼻をくじこうと思っていた。県大会より緊張しなかった」と胸を張った。17年ぶりの甲子園勝利を、センバツ王者から奪い取った。

 左対策も決まった。対戦が決まると、倉井知哉投手(3年)ら左投手が打撃投手を務め、左腕を3枚そろえる龍谷大平安に備えた。「元氏(もとうじ)投手をイメージしました。138キロと聞いていたので力いっぱい3日間で500球。今日投げることができないくらい投げました」と倉井。控え選手の献身的なサポートが実った。

 金子は8回無死一、二塁のピンチを併殺打と三振で切り抜けた。連打を許さず、7安打1失点で完投。埼玉県勢100勝に加え、指揮官に甲子園通算10勝目をプレゼントした。本多監督は「甲子園でこんなに力を発揮できる子供たちになるなんて」と感無量だ。意外にも、夏の優勝がない埼玉。初の大旗へ、最高のスタートを切った。(中村 晃大)

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