電子写真プロセス概要
電子写真方式のプリンタは、インクジェット方式などの他のプリンタ方式に比べ高速で高画質な印刷が得られ、印刷の生産性が高いのが特長です。
このため電子写真方式はオフィスで、プリンタまたは複写機として広く使われています。
電子写真方式のプリンタは、帯電/露光/現像/転写/定着の各プロセスからなり、以下の動作で印刷が行われます。
- 帯電プロセス
- 感光ドラム上に一様の電荷を形成します。
- 露光プロセス
- ドット上に光で書込み、感光ドラム上に静電潜像を形成します。
- 現像プロセス
- 潜像にトナーを付着させます。
- 転写プロセス
- 潜像に付着したトナーを紙に転写します。
- 定着プロセス
- トナーを紙に定着します。
ここで、感光ドラム上に静電潜像を形成する書き込み光源にレーザ光源を用いたものがレーザプリンタ、LEDを用いたものがLEDプリンタと呼ばれています。
a)露光:感光ドラムにLED光で潜像の書込み
b)現像:感光ドラム上の潜像にトナーを付着
c)現像:トナー像の形成
d)転写:感光ドラム上のトナー像を紙に転写