ほう太パパの七転び八起き

妻にナイショのブログじゃありません。

イヤイヤ期まっただ中の3歳の息子に助けられた話。

うちの息子、もうすぐ4歳なんですが、イヤイヤ期がおさまる気配がいっこうに訪れません・・・。

ネットだったか、本だったか、イヤイヤ期は3歳がピークのような話を聞いた気もするんですが、もしやいまの状態がノーマルなのでは?と、ときどき戦慄することがあります。

そんな我が家ですが、最近になってようやっと、ああ、こういうふうにするとうまくいくんだなあ、と気がついたことがあるので、同じ悩みを抱えている同志のために書き記しておこうと思います。

 

 といっても要約しちゃうと1行で済んじゃうんですけどね。

それはずばり、

3歳の息子を信じていろいろと頼ってみよう!

ということでして、そんなこと分かってるよという人や、イヤイヤ期をすでに終えて次のステップに行ってらっしゃる方には、得るものがない内容になると思います。

イヤイヤ期という魔物をなんとかしたい、そのためになら高価な壺でもなんでも買うよ、というワラにもすがる思いのかたには一助になるかもしれません。

 

さて、まずは、ぼくがはじめて「息子を頼れるかも!」と思ったときの話から。

先日、ぼくがひとりで息子と娘(1歳)にご飯を食べさせているとき、息子が「パラパラ〜」と言ってきました。これは「ふりかけを持ってきて」って意味なんですが、ふりかけを取るためには娘の離乳食を一時中断して、台所まで取りにいかなければなりませんでした。

ぼくは娘の離乳食を中断したくありませんでした。というのも、娘の食事に対する集中力は、息子のそれよりも短くって、すぐに席を離れようとするからです。一度離れてしまったが最後、なかなか再開はできません。いまここでぼくがふりかけを取りに行けば、高い確率で娘の食事が終わってしまうだろうとぼくは思いました。

一方で、息子に「ちょっと待って」と言えば機嫌を損ねて、これまた食事をボイコットしてしまう可能性も高いと思われました。イヤイヤ期まっただ中の子どもに「ちょっと待って」なんていう交渉の余地などあるはずもありません。八方ふさがりというか、息子と娘、どちらかの食事が途中で終わってしまうことはもう避けられない事態だなと観念しました。ふりかけを最初から準備しておくべきだったと後悔しましたが、いまさらどうしようもありません。

 

そんなときふと思い立ちました。そうだ、ぼくがふりかけを取りに立つあいだ、息子に娘のご飯を食べさせてみたらどうだろうかと。こういう考えにいたったのは、ちょっと前に息子がママゴトのような感覚で、娘におもちゃを食べさせようとしているのを見たことがあったからです。もしや、いまの息子ならぼくの代わりに、茶碗の中身全部とは言わないまでも、ちょっとくらいなら娘にご飯をあげられるのではないか。そう思ったぼくは、さっそく息子に「パラパラを取りに行くあいだ、○○ちゃんにご飯をあげておいてくれない?」と頼んでみました。

 

すると息子は快諾して、うれしそうにぼくから茶碗を受け取り、上手に娘にご飯をあげ始めたのです。そして娘もぼくから食べるのと同じように、警戒心を抱いたり泣きわめいたりすることなく、スプーンの上のご飯をぱくぱく食べるではありませんか。

無事にふりかけを取って戻ってくると、ぼくは息子にお礼を言いました。息子はすごくうれしそうに自分の席に戻り、ご飯の続きををちゃんと食べ始めたのです。

 

これはかなりうまくいったまれな例かもしれないんですが、たぶん、以前のぼくなら息子に「ちょっと待って! いま○○ちゃんにご飯あげてるから」とか言って息子の機嫌を損ね、そんな息子にぼくもイライラして・・・という悪循環におちいっていたと思います。息子のことをまだまだ子どもと思っていて、息子になにかお願いしてみる、頼ってみる、という発想はできなかったと思うんですよね。

それがちょっとした冒険心というか、息子を信じてみることで、事態は好転したのです。娘の食事を中断せずに済んだのがよかったのはもちろんですが、いつの間にか息子がこんなこともできるようになっていたんだと驚きでした。普段はどうしても言うことを聞かないところばかりが目につきがちなんですが、できることも確実に増えていってるんですよね。息子にはまだこんなことはできないだろうと、勝手に壁を設けていた自分を反省しました。

 

似たような話なんですが、息子は洗濯機にも興味津々で、よく妻の洗濯の邪魔をしていました。でも洗濯物を詰め終えて、最後に洗濯機の扉を閉めるのを息子にお願いしてみたら、驚くほど洗濯の邪魔をしなくなりました。(うちのはドラム式なので、息子でも閉めやすい場所に扉があります)

それから娘にミルクをやるときも、ほ乳瓶を支えるのを手伝ってもらったり、ATMでお金を下ろすときに、最後の確認ボタンだけを息子に押させたり、そうすることで確実に息子のイヤイヤの頻度がおさまっているように思います。そして決まって息子はうれしそうにしてるんですね。だれかに頼られて、しかもそれに応えることのできた喜びを感じてるかのようでした。

 

イヤイヤの反動が強く出るのは、本当はできることがたくさん増えてるのに、そのことに親が気づいてあげられず、うまくいくはずがないと勝手に決めつけたり、危ないからと必要以上に制約したりすることが原因のことも多いのかなと思います。(もちろん本当に危険なときは配慮が必要ですが)あまりにも子どもの成長が早くて、親のほうがついていけないことって結構ありますよね。

 

ところでご飯の話に戻りますが、手巻き寿司パーティーのように自分で自分が食べるものを作らせると、残さずたくさん楽しそうに食べてくれます。このあいだは、シシリアンライスでそれを試してみたんですが、ご飯の上に野菜を含めていろんな食材をうれしそうに並べていました。

いつもだったら「ご飯の途中で席を立たない!」「残さず食べなさい!」そういう言葉が食卓で飛び交うんです。それから、いまだに息子は妻にご飯を食べさせてもらうのが大好きなんですが、自分で作ったものはちゃんと自分で食べるんですよね。

こんなふうに、子どもと過ごすときに感じるストレスを減らす工夫ってたくさんあるんだと思います。もちろんうまくいかないことも多いですが、それにめげずに試行錯誤。我が家でももっといろんなことを取り入れてみたいと思っています!

 

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