井の頭線・駒場東大前駅で同じ電車に2人が飛び込み
2014年8月12日6時0分 スポーツ報知
11日午後0時15分ごろ、東京都目黒区の京王井の頭線駒場東大前駅で、男性2人が相次いでホームから飛び降り、吉祥寺発渋谷行き急行電車にはねられた。1人は即死、もう一人も搬送先の病院で死亡が確認された。警視庁目黒署はいずれも自殺を図ったとみて、詳しい経緯などを調べている。
同署によると、電車が進入してきたところに、2人はそれぞれ、飛び込んだ。ホーム上で約20メートル離れたところに立っていたという。事故後に、回送となった事故車両を見たという30代の男性は「電車のフロントガラスが粉々に割れていた。衝突時のすごい衝撃があったようだ」と話した。
同署では2人の遺留品などを回収し、身元や2人の関係を確認している。50代の男性は身分証明書を持っていたという。所持品から遺書は見つかっていない。同署では、運転士から事故当時の状況を聞いているが「自殺とみられ、事件性は低い」としている。
京王井の頭線は、この事故の後、渋谷駅から永福町の間で約1時間運転を見合わせた。