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エボラ出血熱 医療機関など危機的な状況
8月12日 4時16分

エボラ出血熱 医療機関など危機的な状況

西アフリカで、エボラ出血熱の患者が増え続けるなか、感染者が多い地域を隔離するため、軍が道路を封鎖するなどの緊急措置を取っていますが、感染が終息する兆しは一向に見えず、医療機関などは危機的な状況に陥っています。

西アフリカでは、ギニア、リベリア、シエラレオネを中心にエボラ出血熱の患者が増え続けており、感染または感染の疑いで亡くなった患者は1000人近くになっています。
このうち、リべリアでは、政府が、感染が広がっている3つの地域に軍を派遣して道路を封鎖したり、検問を設けたりするなどの緊急措置を取っています。隔離された地域では、物流が滞って食料などの確保が困難になり、住民からは困窮を訴える声が相次いでいます。
さらに、首都のモンロビアでは、海外から支援に来ていた医療関係者が撤退し、スタッフ不足に陥った病院や、感染防止の消毒を行うために閉鎖された病院など、合わせて5つの病院が閉鎖され、患者の治療にも影響を及ぼしています。また、隣国シエラレオネでも、政府が非常事態宣言を出して、感染が深刻な地域を隔離したり、集会を禁止したりしています。
しかし、感染が終息する兆しは一向に見えず、エボラ出血熱に感染して死亡する医療スタッフも相次ぐなかで、医療機関などは危機的な状況に陥っています。

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