華原朋美「MEMORIES」の通常盤ジャケット写真【拡大】
華原の美声が、半世紀にわたる日本歌謡史を彩った名曲の数々に、新たな命を吹き込む。
カバー盤第1弾では元恋人で音楽プロデューサー、小室哲哉氏(55)が手掛けたglobeの「DEPARTURES」など、自身の黄金期と同時代の名曲に挑戦し、13年ぶりにオリコントップ10入りを果たした。
大失恋や薬物依存などで引退状態に追い込まれた華原が、ボイスレッスンを積んで天性のファルセットに磨きをかけ、奇跡の復活を遂げた象徴が、このアルバムだった。
ファンのみならず、音楽関係者からも高評価を得て、第2弾「MEMORIES2-Kahara All Time Covers-」の制作が決定。1960年代から約半世紀の間に誕生した10曲を選曲した。
なかでも強い思い入れがあるのが、1997年にミリオンヒットしたGLAYのバラード曲「HOWEVER」。男性の楽曲カバーは初だったが、同時代をともにした同曲は当時、カラオケでも歌っていたお気に入りで、自らカバーを提案した。