先週末に台風11号が襲来しました。僕の住んでいる香川県でも多い所で500mm以上の雨量を観測し、数箇所で土砂崩れなどの被害があったみたいです。
雨は止んだものの風はまだ強くて、川の水位もまだ高い時に車で移動していました。その時に長男と話したことをちょっと記しておこうと思いました。
長男「おとうさん!たいふうだとね、雨と風がびゅーんってなるから危ないんだよ」
たぶん保育園の先生や妻に聞かされていたのだと思うんですけど、長男が僕にこう言ってくれました。
僕「そうだねー。だから台風の時は川とか近づいたらダメだよ。」
長男「うん。でも車は(だいじょうぶ)?」
僕「いやー。車でも流されちゃうから危ないよ。車だけだとまた買えばいいけど、人間は死んだら次は無いからね」
長男「そっかー」
その後、道中で川の様子を見た長男は、僕の言葉の意味をなんとなく実感したように見えました。あまり表立って言う事ではないので、言わないことが多いですけど、僕は身体的なスケール感ってすごく大切だなぁって思っています。数字だけじゃわからない自分の体を基準とした、速さ、重量、大きさとかですね。これはいろんな所で活きると思っています。今回は自然の脅威とか人の無力さを少しでも感じてくれたのかな。でもまだ4歳児なので、ポカーンって感じかもしれないけど、どこか頭に残ってくれればいいほうかな。
★★★
また迂回の必要な箇所があったので、いつもと違う道に車を走らせました。
長男「あ!なんでこっち走るの?」
僕「いつもの道は山崩れで通行止めなんだよ?」
長男「山崩れって?」
僕「お山が崩れて土が流れてくるんだよ」
長男「えー。なんで(山崩れ)なるの?」
僕「台風だと雨がたくさん降るだろ。そうすると山崩れが起きるんだよ」
長男「なんで雨がいっぱい降ると(山崩れ)なるの?」
4歳の長男に向けてなのでどう説明したら良いものか少しばかり考えました。
僕「たとえば砂場で水をかけると柔らかくなるだろ。それと一緒で山もいっぱい雨が降ると柔らかくなっちゃって山崩れになっちゃうんだよ。」
長男「ふーん」
僕「砂場と一緒で柔らかくなった土がながれちゃうんだよ」
いろんな事を訊かれることも増えました。教える時はなるべく身近な例も出して説明したいのですが、なかなか難しいです。
僕の話は冗長になりがちで結局伝えたいことがどれなのかはっきりしないのですね。簡潔にかつ例も添えてわかりやすく伝える。これを子ども相手だと瞬時に返しつつ専門的な言葉も使わずに説明する。これがなかなか難しい。(僕だけでしょうか、苦笑)
忙しい時だと、質問されてもつい冷たくあしらったり、簡単にしか説明してあげられないことばかりです。けどできるだけ丁寧に子どもと向き合いたいと思う出来事でした。
いつまでも頼ってくれるとは限りませんしね(´∀`;)
★★★★★★★
読んでいただきありがとうございました。終わります。