「未来のイノベーターはどう育つのか」という本を読んでいる。これは少し前に、何かの雑誌の書評欄にあったもので、しばらく積ん読書状態だったもの。
内容をものすごーく簡潔にまとめると、
- これからの世の中ますます、イノベーションを起こすような人材が必要になる
- 多くのイノベーターを調査した結果、イノベーターは育てることができる。
- 多くのイノベーターの育ち方について共通する多くの事例を紹介
といった流れ。じゃあその事例から分かったイノベーターを育てるには具体的には何をすれば良いのかという事のうち、我が家の息子君に今からで出来ることを私なりにまとめてみると、
- 子どもは遊びを通じて学ぶ。自分の関心に耽るに任せておくのが重要
- 子どもの意見を尊重して耳を傾けるが、自由にさせ過ぎない。限界秩序は重要
- 子どものスケジュールをいっぱいにせずに、自由な遊びと発見の時間を与えることが重要
- おもちゃは少ないほどいい。与えるならば発明を促すおもちゃにすること
- 「砂、水、粘土、絵の具、ブロック」が子供たちの創造力を延ばすうえで重要
- テレビやインターネットの時間は制限することは重要
- 子供に頻繁に読み聞かせをするのは重要
思うように上手くまとまらなかったが、まあそんな感じになる。(何で重要かの理屈は本をお読みください。)
うちにはおもちゃが沢山
こんなところを電車の中でなるほどと読み、家に帰り、改めて居間を見渡すと、おもちゃが結構あることに気が付く。自分たちで買ったものもあるが、いろんなパトロンからの貢物も多い。
そもそも、息子君が最近何で遊んでいるのか思い出してみると
- 粘土でお皿や料理を作ったり
- 折り紙をはさみで細かく切ったものをうちわであおいだり、ぱらぱらと紙吹雪にしたり
- 風船とうちわでバトミントンをしたり
- 台所で延々と水を流して遊んでいたり
等々おもちゃを使って遊ぶというよりも、そこらへんにあるものを自分なりにアレンジして遊んでいることが多いことに気がついた。親が何も言わなくても、勝手に想像力を働かして遊んでいるということか。むしろ色々ものがあると、あちこちに興味がうつり、落ち着かないような気もしてきた。
とりあえず、おもちゃは厳選しよう。あと、スポンサーの方々の息子君への貢物も、おもちゃばかりにならないように、事前に何が良いかを相談しておかなくては。
未来のイノベーターはどう育つのか――子供の可能性を伸ばすもの・つぶすもの
- 作者: トニーワグナー,藤原朝子
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2014/05/13
- メディア: 単行本
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