音楽以外でSpotifyを楽しむ3つの方法
Spotifyといえば、世界で一番有名な音楽ストリーミングサービスですよね。でも、いろいろ音源を掘っていると、実は音楽だけが唯一のコンテンツじゃないということに気がつきます。探す場所さえ分かっていれば、楽しみの幅が一気に広がること必至ですよ。
日本でもかねてから上陸が囁かれているSpotify。海外版と同じ構成になるかは未知数ですが、ちょっぴり予習もかねて見ていきましょう。
まずはじめに、残念ながらSpotifyで音楽以外のコンテンツを探すのはそれほど簡単ではありません(お笑い系コンテンツは別ですが)。何も知らない場合、音楽に埋もれたほかのコンテンツを探すためにはとにかく色々なキーワードで検索しまくるか、そのコンテンツの存在を事前に知っている必要があるでしょう。
1. スタンダップ・コメディ
いわゆるピン芸人のお笑いコンテンツです。最近お笑い系の告知に力を入れているSpotify。7月はまさに「スタンダップ月間」で、再生プレイヤーのBrowseメニューからNewsタブを開くと、Bill Hicks、Lenny Bruce、Tig Notaro、Chris Rock、Louis CKなどなど多くのコメディアンのコンテンツにすぐアクセスできるリンクが設置されました。
もちろん、Spotifyユーザの誰かが作ったスタンダップ・コメディのプレイリストやアーティスト名を検索して探すこともできます。音源は短めのトラックに分割されているので自分のコレクションに適宜追加していきましょう。
2. オーディオブック
じつはSpotifyでは、良書のオーディオブックも配信されています。でも選択肢はあまりなく、公式サポート機能でもありません。検索を頑張ればお宝コンテンツがわんさかゲットできるというわけではありませんが、名作がオーディオブック形式で聴けるのはけっこういいかも。とくに読む本もない休日にぼけーっと何かを楽しみたいなと思ったら、Spotifyがその穴を埋めてくれるかもしれませんね。
たとえば、チャールズ・ディケンズの「二都物語」、トーマス・ハーディの「狂気の群れを離れて」、F・スコット・フィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」など、著作権の保護期間が切れたパブリックドメインの作品が公開されています。タイトルは知ってるけど実は読んだことがない作品があれば、活用してみるのもひとつの手です。
3. コンサートチケット
んー、これは音楽関連なので、Spotifyのメイン機能の一部といえばそうかもしれません。デスクトップ・クライアント、WebサイトともにDiscoverメニューにアクセスすると、自分が過去に再生したことのあるアーティストや興味のありそうなアーティストのライブ予定を確認することができます。
これはコンサート情報サービス「Songkick」が提供する拡張機能。好きなアーティストをわざわざ登録しなくてもチケットを簡単に確認できるので、自分が住む場所の近くでコンサートがあったのに見逃して悔しい思いをする確率が減りそうです。コンサートの詳細情報やチケット予約、詳細検索を行うときにはSongkickに遷移する必要がありますが、それでも十分便利。
ちなみにこれまで見れていたニュースやディスカヴァリー、コンサート情報といった付随コンテンツは、新Spotifyの今後のロードマップの中では重視されていないようです。
David Nield - Gizmodo FIELD GUIDE[米版]
(Rumi)
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