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JICA 西アフリカ派遣の日本人を退避へ8月12日 4時16分
西アフリカで患者が増え続けているエボラ出血熱について、JICA=国際協力機構は、スタッフの安全を確保するのが困難になっているなどとして、現地に派遣している日本人を国外に退避させることを決めました。
西アフリカでは、ギニア、リベリア、シエラレオネの3か国を中心に、エボラ出血熱の患者が過去最大の規模で増え続けていて、WHO=世界保健機関は、今月8日、「緊急事態」を宣言し、各国に対して空港や国境での検査を強化するなどの対策を急ぐよう勧告しています。
これを受けて、JICAは、スタッフの安全の確保が困難になっているなどとして、3か国に保健医療や農業支援のために派遣している日本人の専門家などおよそ20人を、一時、国外に退避させることを決めたということです。
JICAは、今週中をめどに同じ西アフリカのガーナなどに退避させるとしていますが、事務所は閉鎖せず、地元のスタッフなどが運営に当たるとしています。
JICAによりますと、感染症の拡大を理由にスタッフを国外に退避させることはあまり例がないということで、東京の広報担当者は「関係者の安全を最優先に、一時的に待避させることが適当と判断した」と話しています。
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