北陸発金沢市副議長 逮捕 傷害容疑 女性「20分殴る蹴る」
金沢市議会の副議長が金沢市内の飲食店で女性店主にけがを負わせたとされる問題で、金沢中署は五日、傷害の疑いで同市末町、市議会副議長の粟森慨容疑者(44)=会派みらい、三期=を逮捕した。女性は「二十分間にわたって殴る蹴るなどの暴行を受けた」と話しているといい、署が調べている。 逮捕容疑は七月二十九日午前零時半ごろ、金沢市片町の飲食店で、三十代の女性店主が粟森容疑者のスマートフォンの操作を誤ったことに激怒。店内や店前の通路で女性を殴ったり蹴ったり首を絞めたりし、打撲など一週間のけがを負わせたとされる。署によると、「けがをさせたのは間違いない」と容疑を認めている。 関係者によると、事件当時、店内には当事者の二人のほか、粟森容疑者側の関係者と店員がいた。粟森容疑者は、スマホの無料通信アプリ「ライン」で、メッセージを読んだことを意味する「既読」の表示を相手側に出さないための操作を女性に頼んだが、女性が誤って「既読」の表示を出してしまったという。 粟森容疑者は女性の誤操作に怒って暴力をふるい、仲裁に入った関係者を振り払って暴行を続けたという。女性側は「数十回、殴る蹴るの暴力をふるわれた」と訴えている。 女性の代理人弁護士が傷害容疑で告訴状を一日に提出し、署は即日受理。暴行の程度が重いことや、居合わせた関係者と口裏合わせをする可能性があると判断し、逮捕に踏み切ったとみられる。粟森容疑者側と女性側は代理人を立てて話し合ったが、示談は成立していないという。 粟森容疑者は五日午前、副議長の辞職願を田中展郎議長に提出した。 地方議員の不祥事は全国で相次いでいる。 六月、東京都議会で男性議員の本会議での女性蔑視やじが問題になり、七月には兵庫県議による政務活動費の不自然な支出が発覚した。 石川県でも七月末、野々市市議が「酒臭いまま公務に出席した」と指摘され、辞職している。 PR情報
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