韓国産業銀行に対し輸出金融を供与
日本企業の韓国向け複合火力発電設備輸出を支援

  • 地域: アジア
  • 一般機械・設備
  • 輸出金融

報道発表/2009-63
2010年2月3日
  1. 国際協力銀行(JBIC、経営責任者:渡辺 博史)*1は、大韓民国(韓国)の政府系金融機関である韓国産業銀行(Korea Development Bank、略称:KDB)との間で、総額約156億円を限度とする貸付契約を調印し、1月26日にソウルにて調印記念式を実施しました。本融資は、株式会社みずほコーポレート銀行及び株式会社三菱東京UFJ銀行との協調融資であり、また、JBICの環境投資支援イニシアティブ(LIFE Initiative)*2に基づく取り組みの一つです。
     
  2. 本融資は、韓国最大のIPP事業者である韓国法人POSCO Power Co., Ltd.*3が、親会社で韓国最大の製鉄会社である韓国法人POSCOの所有・運営する光陽製鉄所内に、副生ガス*4焚き複合火力発電所を建設するプロジェクト向けに、三菱重工業株式会社、及び三菱商事株式会社が実施する主要発電設備の輸出を金融面から支援するものです。
     
  3. JBICは世界的な金融危機を背景に、昨年9月、KDBとの間で日韓間の貿易取引の安定化を目的とした貿易金融ファシリティにかかる貸付契約に調印しており*5 、今回の調印記念式においても、本件のような日韓両国企業がWin-Winの関係を築くことが可能なプロジェクトを積極的に支援していく旨を表明しております。
     
  4. JBICは今後とも、さまざまな機能を活用し、日本企業の国際競争力の維持・向上を金融面から支援していく方針です。
注釈
  1. *1 国際協力銀行(JBIC)は、株式会社日本政策金融公庫(総裁:安居 祥策)の国際部門です。
  2. *2 2009年3月16日付けの「環境投資イニシアティブについて」のお知らせをご参照下さい。
  3. *3 韓国法人POSCOが全額出資する韓国初のIPP事業者。1969年設立。
  4. *4 製鉄所の生産過程で発生する高炉ガス、コークス炉ガスなど。
  5. *5 貿易金融ファシリティについては、2009年9月11日付プレスリリースをご参照下さい。
  6.  

 

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