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医療費「支出目標」設定へ初会合8月11日 20時08分
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都道府県ごとに医療費のあるべき水準を示した「支出目標」を設定する、政府の有識者会議の初会合が開かれ、診療報酬明細書=レセプトなどのデータを活用して地域ごとに病気の傾向を分析するなどして来年3月までに目標の算定方法を示すことになりました。
医療費は、平成14年度にはおよそ31兆円でしたが、平成24年度にはおよそ39兆2000億円になると見込まれ、高齢化などに伴って今後も増え続ける見通しです。
こうしたなか、政府は、医療の効率化を進めるため医療費のあるべき水準を示した「支出目標」を都道府県ごとに設定することにしており、11日、有識者会議の初会合が開かれました。
この中で社会保障と税の一体改革を担当する甘利経済再生担当大臣は、「あらゆるデータを活用して都道府県ごとの傾向を客観的に把握し無駄や無理を探り出していく」と述べました。
そして会合では、診療内容が記載されている診療報酬明細書=レセプトなどのデータを活用して地域ごとに病気の傾向を分析したり過剰な診療や投薬が行われていないかを検証したりして、来年3月までに「支出目標」の算定方法を示すことになりました。
各都道府県は「支出目標」に基づいて地域の医療提供体制などを盛り込んだ「地域医療ビジョン」を来年度から再来年度にかけて策定することになっています。
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