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インタビュー:ロシア、ウクライナ侵攻の可能性高い=NATO

2014年 08月 12日 00:18 JST
 
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[ブリュッセル/ドネツク(ウクライナ) 11日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は11日、ロイターのインタビューに対し、ロシアがウクライナに侵攻する可能性が高いと述べた。

ロシアは8日、ウクライナとの国境付近で実施していた軍事演習を終了したと表明。ウクライナ政府もこのところ、外交手段を通して、ロシアがウクライナ東部の親ロシア派に対する人道支援の名目でのウクライナ侵攻を思いとどまるよう説得できたとの立場を示していた。

ただラスムセン事務総長は、ロシアは国境沿いに集結させた軍隊を今も撤収させていないと指摘。ロシアがウクライナに侵攻する確率はどの程度高いかとの質問に対し、「確率は高い」と述べた。

そのうえで、「ロシアが(ウクライナの親ロシア派に対する)人道支援を名目に作戦を実施するシナリオを描いていると見ている。ウクライナに対するこうした不法な軍事行動に利用できるよう兵力を集積させていると考えている」と述べた。

NATOは6日、ウクライナ東部の国境に約2万人のロシア軍が集結していると発表。ロシアが行ういかなる人道支援もウクライナ東・南部の親ロシア派支援の口実に利用されるとの懸念を深めている。

ただロシアのペスコフ大統領報道官はこの日、ロシア政府は国際合意の枠組みの中でしか人道支援は行わないと述べ、一方的な人道支援は実施しないとの立場を示した。

 
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ロシア、侵攻の可能性高い

北大西洋条約機構のラスムセン事務総長はロイターのインタビューで、ロシアがウクライナに侵攻する可能性が高いと述べた。
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 8月11日、NATOのラスムセン事務総長は、ロシアがウクライナに侵攻する可能性が高いと述べた。写真はブリュッセルで同日撮影(2014年 ロイター/Yves Herman)

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