TBSの動画ニュースサイト News i

ＬＩＮＥで中学生“恫喝” 維新府議が丸刈り姿で謝罪

　大阪維新の会の府議会議員が、ＬＩＮＥでやり取りしていた中学生たちに恫喝とも取れるメッセージを送っていました。当初は「事実関係に違うところがある」と反論していたのですが、一転、１１日は丸刈り姿で「行き過ぎだった」と謝罪しました。

Ｑ．先週とは違って坊主頭ですが、その理由は？
　「中学生の方にご迷惑おかけしたことと、世間の皆さまを騒がせてしまった。反省と一からやり直すという意味で、このような形をとらせていただいている」（大阪府議会 山本景議員）

　髪を切った理由をこう説明したのは、大阪府議会議員で大阪維新の会所属の山本景議員（３４）です。

　「私がとった対応というのは"Bg?M$H$7$F5D0w$H$7$FITE,@Z$@$C$?$+$J$H!W!JBg:eI\5D2q 山本景議員）

　事の発端は、去年１０月にさかのぼります。山本議員は地域の祭りで中学生に名刺を配り、知り合いになったといいます。そして、十数人の中学生と無料の通信アプリ「ＬＩＮＥ」でやり取りを始めました。その後、中学生側からこんなメッセージが届きます。

　「死ね」
　「うざいねん」

　「『死ね』であったり『殺す』であったり『キモイ』であったり『消えろ』とか、そういう誹謗中傷してきたので、その点に関してきっちり抗議をした」（大阪府議会 山本景議員 先週）

　さらに、ＬＩＮＥのグループから外され、山本議員はこう“きっちり抗議”したといいます。

　「絶対に許さない」
　「徹底的にやる」

　「グループから私を退会させるとか、そういう行為に至ったことに関して、『絶対に許さない』という趣旨のメッセージを送った」（大阪府議会 山本景議員 先週）

　メッセージを読んで不安を覚えたある中学生が、担任の教諭に相談して、一連の事態が発覚。交野市教育委員会は山本議員に対し、「生徒らに誤解を与える言動は慎んでほしい」と２度にわたって申し入れを行いました。

　維新の会の橋下共同代表は・・・

　「どこかの子どもと直接『ＬＩＮＥ』なんかしますかね。保護者とやるでしょ。非常に問題だと思っている。厳正に対応していきたい」（日本維新の会 橋下徹共同代表 ８日）

　松井幹事長も苦言を呈しました。

　「中学生の行動で激高しているのは、大人として成長が足りないと思う」（日本維新の会 松井一郎幹事長 ８日）

　そして、１１日、山本議員は丸刈り姿で改めて取材に応じました。

　「送った理由としては、中学生の対応として良くなかったので諭すためだった。しかし、メッセージとしては行き過ぎだったかなと。私の取った対応が正当化されるわけではないと思います」（大阪府議会 山本景議員）

　維新の会は１１日夕方、綱紀委員会を開いて、山本議員の処分を検討する予定です。（11日17:17）