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中国腐敗官僚ら150人超が米国に逃亡中─公安省高官=政府系英字紙

2014年 08月 11日 17:36 JST
 
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[北京 11日 ロイター] - 中国政府系の英字紙チャイナ・デーリーは11日、公安省高官の話として、腐敗官僚ら150人超が米国に逃亡していると伝えた。同省は身柄拘束に向け、米司法当局との間で年次のハイレベル協議を開催する方針。

同紙によると、中国公安省国際協力局の廖進栄局長は「逃亡先として(米国が)トップになっている」と指摘。一方で、同省のデータによれば、この10年間で裁判のために中国に移送された逃亡者の数は2人にとどまる。米国との間で犯罪人引き渡し条約が結ばれていないことや、移送の手続きが複雑で時間がかかることが要因だとしている。

また、同紙が専門家の話として伝えたところによると、米司法当局が中国の司法制度・手続きを「誤解している」ことも逃亡者の身柄拘束の障害になっているという。

習近平政権は汚職撲滅を主要な課題として掲げている。また、配偶者や子どもを海外に移住させ、不正に蓄財した資産を国外に移したり、不正が発覚した場合に備えて国外逃亡を図ろうとしたりする腐敗官僚「裸官」の取り締まりを本格化させている。

 
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 8月11日、中国政府系の英字紙チャイナ・デーリーは、公安省高官の話として、腐敗官僚ら150人超が米国に逃亡していると伝えた。写真は中国の国旗。北京で7月撮影(2014年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

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