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ライフハッカー編集部ライフハッカー編集部  -   09:00 PM

『Google Now』でカスタム音声コマンドを作成してあらゆる操作を可能にする方法

『Google Now』でカスタム音声コマンドを作成してあらゆる操作を可能にする方法

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Googleが開発したパーソナルアシスタント「Google Now」には、すでに膨大な数の便利な音声コマンドが搭載されています。けれども、Android端末用の自動化アプリ『Tasker』の音声入力プラグイン『AutoVoice』が最近アップデートを行なったため、Google Nowと統合して機能し、Taskerができることなら何でも声だけで実行可能な音声コマンドを、ユーザー自身で作成できるようになりました

本記事では、2013年3月下旬のアップデートで採用されたUIに限定して、TaskerとAutoVoiceを取り上げていきます。どちらもまだ入手していないなら、数百円を払うだけの価値が確実にあるアプリですので、ぜひ検討してみて下さい。それでは、説明に入ります。


(任意)ステップ0:「オーケー、グーグル」機能を入手する(まだ入手していない場合)


Googleが最近導入した最もクールな機能のひとつが、手入力を一切使わない音声コマンドの起動です。もしあなたがこの機能に対応しているスマートフォンを使用しているのなら、「オーケー、グーグル」と話しかけるだけで、音声コマンドが起動できるようになっています。対応端末をお持ちでない人のために、この機能を入手するためのいくつかの方法をご説明しましょう。


  • Google Nowランチャーを使用する(ただし、対応しているのは一部の機種のみ):Androidスマートフォン「Nexus 5」が登場した時の最大の売りのひとつは、ロック画面からでも、「オーケー、グーグル」機能が使える点でした。その後、この機能は他の数機種にも対応するようになりましたが、現在どれだけのデバイスでこの機能がサポートされているかは明らかではありません。さらに複雑なことに、Googleは、ホーム画面以外からでも音声コマンドが起動できる「任意の画面から」オプションを追加しました。この機能も、限られた機種のデバイスでしかサポートされておらず、段階的なサポートの拡大がどのような形で実施されているのか(あるいはそもそも実施されているのかどうか)わかりません。それでも、もしあなたが幸運にもこのオプションが使用できるデバイスをお持ちなら、ぜひ活用すべきです。
  • 『Apex Launcher』などの代替ランチャーを使用する:Googleがこの機能のサポートを拡大するまで待てないという人のために、Apex Launcherなどのサードパーティー製ランチャーが独自の「オーケー、グーグル」ホットワード感知機能を追加しています。この機能を使えば、Google製のソフトウェアを使用していなくても、ホームスクリーンから音声コマンドを起動できます。
  • 『Open Mic+』といったサードパーティー製の常時起動式の音声認識アプリを使用する:端末に自由度の高い操作性を本気で求めている人は、『Open Mic+』が役に立つでしょう(英文記事)。このアプリは、あなたがどんな操作をしている時でも、マイクを常時有効にして、「オーケー、グーグル」と呼ばれるのを待ち構えていてくれます。バッテリーの消費を早めてしまうという欠点がありますが、それを上回る利点があるという人もいるかもしれません。


おわかりの通り、すべてのデバイスに対応する完璧な解決策などひとつもありません。状況もデバイスも問わず、手入力もまったく行わずにあらゆる音声コマンドを起動できるレベルの技術が実現するまでには、道のりはまだ遠いようです。けれども、大半の人にとっては少なくとも2つの選択肢があります。

また、次の手段を取り入れるかどうかは完全に自由です。大半のデバイスでは、デフォルトのGoogle検索バーの中に音声検索ボタンが表示されており、そこをタップして話しかければ音声コマンドが実行できます。デバイスに触れないと音声検索を起動できない場合でも、ほとんどのホームスクリーンでは、1タップで起動可能です。


ステップ1:AutoVoiceでGoogle Nowのコマンド認識機能を有効にする



AutoVoiceは、Google Nowと「統合」し、ユーザーが設定した特定の検索語を聞き取ります。特定の検索語が、Taskerにあらかじめ登録しておいたプロファイルと一致した場合、Googleに標準搭載されているコマンドと同じように、AutoVoiceは通常の検索処理を中止させ、代わりにユーザーが独自に設定したコマンドを実行します。AutoVoiceとGoogleのいずれもが音声入力をタスク実行のコマンドとして認識しなかった場合は、通常の検索処理が実行されます。

この機能を使用するには、あらかじめ「AutoVoice accessibility service」(AutoVoiceユーザー補助サービス)を有効にしておく必要があります。そのためには、まずTaskerAutoVoiceを(まだインストールしていない人は)インストールし、以下の手順で設定を行いましょう。


  • スマートフォンの詳細設定アプリを開きます。
  • 「Accessibility」(ユーザー補助)をタップします。
  • 「AutoVoice Google Now Integration」をタップします。
  • 画面上部のトグルスイッチをタップします。
  • ポップアップ表示されるダイアログボックス内の「OK」をタップします。


詳細設定アプリからこのサービスの設定にアクセスする方法は、使用しているデバイスによって異なる可能性があるので気をつけてください。AutoVoiceの音声認識サービスを有効に設定すれば、ユーザー独自の音声コマンドを作成できるようになるでしょう。


ステップ2:ユーザー独自のGoogle Now音声トリガーを作成する


最近行われたGoogle NowとAutoVoiceとの統合によって、ユーザー独自のAutoVoiceコマンドの作成手順が驚くほどシンプルになりました。AutoVoiceは、「AutoVoice認識イベント」として登録されているコマンドを認識すると、ひとつひとつのコマンドを別々に認識し、それらをTaskerに渡します。それらのイベントには、あらゆる種類のアクションを結びつけられます。ユーザー独自の音声コマンドを作成するための手順は次の通りです。


  • 『Tasker』を開きます。

  • 画面下部の「+」サインをタップします。

  • イベントを選択します。

  • 「Plugin」(プラグイン)をタップし、ドロップダウンメニューから「AutoVoice Recognized」を選択します。

  • 「Configuration」の隣にある編集ボタンをタップします。

  • イベントを起こすための音声コマンドを入力します。「Command filter」をタップして、音声コマンドを手入力しても、「Speak filter」をタップして口頭で入力しても良いでしょう。後者の方法を用いると、Googleがコマンドを正確に認識するための確認ができるので、最初はこちらがお勧めです。

  • 画面上部のチェックマークをタップします。

  • 画面左上の左矢印をタップし、イベントを保存します。


以上の操作で、Google Nowに話しかけると認識される、カスタム版の音声イベントが作成されます。次のステップでは、Google NowおよびAutoVoiceが、ユーザーのコマンドを認識したときに処理を開始するタスクを作成します。ここまで来ると、音声コマンドの可能性は無限大です。


ステップ3:作成したコマンドと、強力な自動化ツールTaskerで作成したタスクとを結びつける


ここからは、新しいタスクを作るか、すでにあるタスクから選ぶかの選択を迫られます。皆さんの目の前に無限の可能性を秘めた世界が開かれる時です。この世界を存分に探索するには、本記事(あるいは本サイト全体)だけでは不十分でしょう。とりあえずは、この機能を初めて使う人に役立つ例をいくつかご紹介します。


特定の連絡先に定型文のEメールを送る。

  • 「Tasks」タブを選択し、その下に新しいタスクを作成します。
  • 作成したタスクに名前を付けます(例:「Text NAME」)
  • 「+」サインをタップし、新しいアクションを追加します。
  • 「Phone」をタップします。
  • 「Send SMS」を選択します。
  • 電話番号を入力し、メッセージを登録します。
  • 任意:送信済みのメールの記録を保存したい場合は、「Store in messaging app」の項目をチェックします。
  • 画面左上の「戻る」ボタンをタップします。


1組のコマンドで複数の設定を変更する。

  • 「Tasks」タブを選択し、その下に新しいタスクを作成します。
  • 作成したタスクに名前を付けます。(例:「Home Settings」)
  • 「+」サインをタップし、新しいアクションを追加します。
  • 「Net」をタップし、「WiFi」を選択します。
  • 「Set」の下に表示される「On」を選択します。
  • 「Net」をタップし、「Bluetooth」を選択します。
  • 「Set」の下に表示される「Off」を選択します。
  • 「Misc」をタップし、「GPS」を選択します。
  • 「Set」の下に表示される「Off」を選択します。
  • 画面左上の「戻る」ボタンをタップします。
  • 『AutoVoice』のプロファイル設定画面を確認し、「Event Behavior」の項目にチェックが入っている場合は外します。


これらは、とても基本的な例ですが、Taskerのすばらしさは、拡張性に優れ、膨大な数のタスクを設定できる点にあります。米Lifehackerでは以前、Taskerで利用できるさまざまな機能についてご紹介しました。例えば、自宅にホームオートメーション・システムが備わっている人は、TaskerとAutoVoiceを利用すれば、わずかな労力で自宅内の娯楽システムをすべて操作できる優れモノの音声コマンドセットを作成できます(英文記事)。Taskerは手強いと思っている人もいるかもしれませんが、少なくとも、音声コマンドを使い始める良いきっかけになるでしょう。


Eric Ravenscraft(原文/訳:丸山佳伸/ガリレオ)
Photo mixed from Vivaporius.

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