2年に及ぶ学年生活は、果たして充実していたのか。
俺、高垣直樹(彼女なし童貞)は振り返ってみる。
男友達だけで行った夏の海はまあ楽しかった。
昼はナンパ全敗で最終的にはおまわりさんに怒られたり、夜は有料AVチャンネルに世界の深さを教えて貰ったり。
あと、普段の学園生活も、それなりに俺は楽しかったんだ。
学園でHしてるカップルを見つければ、皆で覗き行為しておまわりさんに怒られたり。
え、あの時の海のおまわりさん!? あれ違った? 警官は皆同じ服? そうなんだ。
そんな馬鹿をやりまくった仲間たちは、もういない。
登校もひとりぼっちだ。
直樹
「俺は器の小さい男かもしれないな……」
新たなステージへ飛び立った親友たちを、笑って送り出す余裕もない。
見覚えのある男子
「おー、直樹じゃん。おひさー。これ俺の彼女でEカップ。いやー今日も朝までガッツリでさー」
Eカップ
「いやーんもうえっちー」
俺はできるだけ大きな石を選んで、投げた。
ック、女としてぇ~!
そんな彼に嬉しい事件が起きる。
クラスメートで幼馴染の女が、生徒会役員のお手伝いメンバーとして俺を推薦したのだ。
黒沢 「好きなんでしょ? 生徒会長の参宮橋 感謝してほしいな!」
かくして、めでたく生徒会に入り、あこがれの巨乳ちゃんとお近づきに…
そして、その後メンバ4人を次々と手中に収めていく直樹であった。
このお話は、俺、直樹が彼氏のいる女をいかにして自分のものにしていったかを書き綴った、1年間の寝取り物語である。