うさぎからみんなへおねがい
追いかけまわしたり 抱っこしないでネ!
ウサギは弱い動物です。ストレスがたまりやすく骨をおったりケガをしやすいため、追いかけまわしたり抱っこしたりしないでください。病気やケガをすると野生環境で暮せなくなってしまいます。
道路や道路脇 玄関前でのふれあいはダメ!
ウサギにとって島内を走るバスや自転車は危険な乗り物です。人やウサギが安全に過ごすためにも道路や道路脇、建物の玄関前ではウサギとふれあわないでください。また、島内での運転は人やウサギに充分に気をつけてください。
口もとに手をやらないでネ!
ウサギは歯がするどく目があまりよくありません。口もとでエサを与えるとかまれてケガをします。特に小さなお子さまには充分に注意ください。
お菓子やパンを食べさせないでネ!
ウサギはかぎられたものしか食べることができません。人間とちがっていろんな食べものを口にすると体の調子をくずしてしまいます。
ゴミをポイ捨てしないでネ!
ゴミのポイ捨ては島を汚すだけでなく、それを口にしたり釣り糸がからまったりと島にすむ動物たちにとっても深刻な問題です。ゴミのポイ捨てはやめてください。
島にウサギをすてないでネ!
飼育されていたウサギはきびしい自然環境の中で暮らしていくことができません。ウサギに限らず、島に生き物を置いて帰ることはやめてください。
大久野島のうさぎ達Q&A
Q:どうして大久野島にはウサギがたくさんいるの?
A:島には野生のウサギがたくさんすんでいます。いくつかの説がありますが1971年に地元の小学校でかわれていた8匹のうさぎがはなたれて、今日にいたったという説が有力といわれています。
Q:大久野島のウサギはなんていう種類?
A:島には毛が長かったり、耳がたれていたりといろんな色のウサギがすんでいます。このウサギはすべて「アナウサギ」という種類のウサギで、島のあちこちにワーレンと呼ばれる巣穴をほって生活しています。
Q:大久野島にウサギは何匹すんでいるの?
A:正式な調査ではありませんが、島には現在約700羽以上のウサギがすんでいるといわれています。大久野島の展望台をはじめ、島のあちこちで生活しており、休暇村の宿舎前に一番多くすんでいます。
Q:「兎人(うさんちゅ)」ってなに?
A:「兎人(うさんちゅ)」とは、ウサギをかわいがってくれる人、ウサギを愛してくれる人のことです。ぜひ、あなたも兎人になってルールを守りうさぎにやさしく接してあげてください。