“ネット依存”だからこそ
ガラケーから抜け出せない
そんなAさんの状況に対して、周りの人はどんな反応を示しているのだろうか。
「周りからは『ガラケーで(LINE)できるの?』、『ウケる~』って笑われてます。そういえば、フェイスブックもガラケーでやっているんですが、“写真の画像が粗い”と言われます。ガラケーで写真を撮っているからなんですけどね(苦笑)」(Aさん)
ネット上では、『今時ガラケーの奴ってまじでなんなん^^?』というスレッドさえ立っており、「何の意地はってるん?異端な俺かっけーなん?」というキツイ言葉さえ飛び交っている。
それでもAさんがスマホにしないのは、なぜなのか。
「先ほども言ったように特に困っていないというのもありますし、私は結構ネット依存が激しくて、スマホにして電池がすぐになくなるのが怖いのも大きな理由です。携帯用の充電器も重いじゃないですか。もし買い替えるとしたら、それはガラケーが壊れたり、LINEのガラケー対応が終わったときか、自分のキャリアからiPhoneが発売されたときです!」(Aさん)
ガラケーユーザーとの待ち合わせに
LINEはやめておこう
「“既読”の存在も最近まで知らなかった」「“無料通話”もできないのが当たり前だと思っていた」というAさんの話からも分かるように、ガラケーユーザーとLINEをするときには、いろいろな“すれ違い”も起こりやすい。
いまでは待ち合わせにLINEを使うのが当たり前になりつつある。しかし、「遅刻します」「集合場所、変更!」といった連絡をガラケー版LINEユーザーにして、数分返事がなかったら、とりあえずメールか電話をした方がいいかもしれない。
(ダイヤモンド・オンライン 林恭子)