7月に母校である筑波大学で、3日間の起業家育成イベントを開催しました。初日は卒業生の経営者達によるパネルディスカッション、2日目は起業を目指す学生に助言を与えるメンタリング、そして最終日はピッチイベント(プレゼン大会)という構成でした。
1989年筑波大卒。日本テレビ、ソニーを経て2003年ハンゲームジャパン(現LINE=ライン)入社、07年社長。
筑波大学は起業する卒業生や学生が東京大学の次に多く、最近はクラウドの普及などによりIT(情報技術)系のビジネスならば大きな資本がなくても起業できるようになるなどハードルが下がったこともあり、内心期待していました。その一方で、最近の学生はリスクを避けるとも聞いていたので不安もありましたが、その心配は杞憂(きゆう)に終わりました。
筑波大は東京から離れていて、文系理系はもちろん芸術、体育、医学も学べる総合大学ということから多様なアイデアが提案され、またパネルディスカッションなどに参加した皆さんからも高い評価をいただけました。
初日のパネルディスカッションでは、あえて文系、理系、芸術、体育と分かれて議論しました。文系の人は出会いがきっかけで起業し、理系は最初から起業を前提に、どの方向がいいかを準備したうえで動く。芸術系の方々はそもそも自分の好きなものを作りたいというただそれだけで、そして体育系は自分なりのやり方で生きたいという熱い思いからと、それぞれ個性が出て面白く、起業家のタイプが整理できたように思いました。
メンタリングでは、一対一の対話を朝から晩まで1人あたり20回くらい繰り返し、夜にまた食事しながら語り合う、というハードなスケジュールに卒業生の皆さんが付き合ってくれました。その後、学生の皆さんはほぼ徹夜で翌日のピッチイベントに臨むという大変熱い会になりました。
パネルディスカッション、LINE、筑波大学、中鉢良治、ソニー
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