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いじめられっ子に捧ぐ俺の青春。(上) 作者:神部大

第一章 かっこいい不良とは

かっこいい不良になるには 1

 
 野谷先輩に影響され、カッコイイ不良になると決めた俺は近所の薬局で買った髪染めで必死に輝く夕陽色の髪を目指した。


 なかなか上手くいかないもんで、一回ブリーチで金髪にしないと色が入らないらしい。



 何回目かでその事に気付き、やっと出来た髪の毛は緑がかったグレーのような……



 まぁいい。 これはある意味夕陽色だ。

 (解: これは、アッシュブラウンである。)




 ともかく、こうして俺の不良学生生活が始まったのだ。



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 まぁ最初はなんだかんだと先公にも言われたが、そのうちほとんど、絡まれることもなくなった。


 これも普段の成績が優秀だからだな。

 これでも、クラスではトップの成績だ。



 ん!? なんだ。
 何かおかしーか。


 とにかく、俺はまず強くなければと筋トレを家でもやるようになった。


 部活でも筋トレ、部活終わりに筋トレ、一に筋トレ、二に筋トレだ。

 早く野谷先輩にならなければ、俺の花の青春が終わってしまうからな。



 身長は……だと!?

 俺の身長は確かに170に届かない…くそっ。



 だが、そこも心配はいらない。


 俺は給食の時間、その給食達がクラスに届く前…

 そう、給食室からクラスへ運んでいる段階で牛乳を2本も飲んでいる。



 給食の時間にも自分の分を飲んでいるから、計3本を毎日飲んでいるのだ。


 クラスの連中には悪いが俺は不良だ。



 仕方ない。



 まぁ今の所、誰も文句は言ってこない。
 きっと怖くて言えないのだろう。

 申し訳ない事をしてしまっているな。

(解:牛乳が最初から余っている為、全員に行き渡っている。)


 と言うわけで、身長はいずれとんでも無いことになるのは間違いない。


 今はとにかく……鍛える…のみなのだ。






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