青二才のブログは毎日がはてな村民のオフ会会場のようなものだけれど、リアルオフ会でのレポ楽しみにしてる。
青二才のブログは面白い。正直言って青二才の記事は文章がひどいしいってることもむちゃくちゃなのであんまりまじめに読んでない。だが、斜め読みしただけでも若者、というより社会的弱者が感じるような問題あるあるであることはわかる。"オレは社会的弱者だ、でも人間的にはおっさんたちより上だ"というような、劣等感と優劣感の入り混じった複雑な感情を包み隠さずに表現したいのだろうということは伝わる。感情優位すぎて論理性に乏しく、ベタ読みすると発狂するくらい読みにくいが、言いたいことは恐ろしくシンプルでまっすぐだ。内容的には500文字程度で書けるような中身しか無い気がするが、ダラダラと愚痴混じり自慢混じりで書き続けるその熱意およびその裏側にある感情こそが重要なのだろうきっと。
青二才のブログには孤独のグルメに近い印象を受ける。こんなつまらないことに全力になるなんて、と笑う人も多いような話ばかりだが、他の人から見て一言で片付けられることに全力で感情をぶつけていく様子が微笑ましい。ただただ、本当に文章がひどいのだけが残念だ。
孤独のグルメ風に、日々つまらないことに全力をぶつけていくスタイル記事に対しては、ブログ記事で語られる内容そのものよりも、そういった芸風を楽しめるブックマーカーたちの存在が重要になってくる。メインコンテンツはこちらだ。青二才くらいの年齢の若者に対して一言なにか言いたい大人たちと、青二才と似たような境遇、たとえば精神疾患で苦しんでいたり就職できなかったりできたとしてもブラックな環境で苦しんでいたりして一言言いたい人たち、そんな人たちが、青二才という存在を介して、合流する場所になっている。おっさんたちは青二才へのツッコミを通して若者についてかたる。若者たちは青二才への共感を通して自分をアピールする。青二才はその依代みたいなところがある。オレ的にはシャーマンとか人柱みたいなものだと思っている。しかし誰が言い始めたのかしらないが、はてなアイドルという言葉はなかなか上手ではないだろうか。
青二才はブログよりニコ生をやればはてななんていう閉鎖コミュニティにいるよりずっと人気になれると思うのだが、なぜやらないのだろう。はてな村は身内消費が強すぎて環境としてぬるすぎる。こんなにゅるま湯に浸かり続けていると腐ってしまう。さっさと村を飛び出して外の世界に挑戦してほしい。