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 カナダ・モントリオールで7日まで開かれたファンタジア国際映画祭で、落合賢監督(31)の「太秦(うずまさ)ライムライト」がシュバル・ノワール賞(最優秀作品賞)を、主演した福本清三(せいぞう)さん(71)が最優秀主演男優賞を受賞した。同映画祭で日本人の同賞は初めてで、史上最年長の受賞。

 京都・太秦の撮影所を舞台に、時代劇の「斬られ役」として生きてきた男と師弟となる女優の交流を描く。福本さんは半世紀以上「斬られ役」一筋で活躍し、今作品が映画初主演。「信じられない。何かの間違いのように思われ、落ち着かない気持ちでいっぱいです」とコメントした。