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【G124】いよいよ開催目前!!「なぜ、『G1』決勝は、8.10西武ドームだったのか?」菅林会長に直撃インタビュー!!

2014/08/06 18:00

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各地で大盛況となっている『バディファイトpresents G1 CLIMAX 24』。その優勝決定戦は、8月10日(日)西武ドーム大会。新日本プロレスだけでなく、プロレス界でも初となるこの会場への進出はなぜ決まったのか? 開催目前に菅林会長にインタビュー!
 
■今回の盛況ぶりは、闘魂三銃士の人気に火がついた時期とかなり似てますよ
 
――非常に「G1 CLIMAX」が盛り上がってますが、菅林会長はいまのところ、全大会に足を運んでいらっしゃるとか?
 
菅林 ハイ、全部の大会に行ってますすね。
 
――その会長から見て、今年の盛況ぶりはいかがですか?
 
菅林 これはね……、棚橋弘至選手が札幌でジャイアント・バーナードに勝って、IWGPヘビー級チャンピオンになったのは、2006年ぐらいかな?
 
――2006年7月17日ですね。当時は、暗黒時代と呼ばれていました。
 
菅林 その時代から、この2014年まで。この大盛況は、ここ7〜8年のあいだ、新日本プロレスの選手たちの頑張りが、ようやく実を結んだ結果だと思います。
 
――今年の「G1」の盛況ぶりは、7〜8年の中でも、特出すべきことですか?
 
菅林 それはそうでしょうね。新日本の歴史を思い返すと、闘魂三銃士(武藤敬司、蝶野正洋、橋本真也)の人気に火がついて、東京、大阪、福岡のビッグマッチが軒並み、札止めになり始めた時期と、状況がかなり似てますよ。
 
――1990年代前半、各地のビッグマッチが入りだした時代に近いと。
 
菅林 非常に似ています。90年代には、twitterやfacebookとか無かったんでファンの発信力も違うんだけども、いまの方がお客さんからの熱狂的な支持を得ている実感がありす。特に今シリーズは、新しいお客さんが非常に増えた、という手ごたえがありますね。
 
「大きな会場でやってください」という声、西武ドームとは関係の深いテレビ朝日さんの推薦も大きかった
 
――ここまでで、特に印象に残った会場はありますか?
 
菅林 一番は、やっぱり開幕戦の札幌でしょう。過去、IWGPヘビーのタイトルマッチを持っていっても満員にならなかったので、あの超満員の光景は感慨深かったですね。
 
――札幌で『G1』に勢いがついた気がします。
 
菅林 確実に勢いがつきましたね。その流れに乗って東北シリーズも大成功で終わりましたし。さらに大阪、名古屋とグルッと回ってきて、残すは最終戦という感じで。
 
――今回の最終戦が、西武ドームに決まった経緯は?
 
菅林 ずっと決勝をやっていた両国国技館も含めて、例年、いろんな会場を調整しながら、スケジュールは決めていくんです。……ただね、一番大きかったのは、去年の決勝戦で両国国技館に入りきれないファンがいた。その時に、「もっと大きな会場でやってください」という声が多数寄せられたんですよ。
 
――規模を拡大する必然性があったと。とはいえ、西武ドームは非常に大きな会場ですが、決め手というのは?
 
菅林 やっぱり、関東圏の大会場ということ、プロレスでは初進出という話題性もありましたし。加えて、西武ドームとは関係の深い、テレビ朝日さん側からの推薦も大きかったですね。
 
――では、菅林会長自身は、西武ドームという会場の印象は?
 
菅林 西武ドームは、やっぱり西武ライオンズのホームですね。個人的に、西武ライオンズが出来て、レオのマークが入った鮮やかなユニフォームで、社会人野球のプリンスホテルから有望な選手が次々と入り、新鮮でカッコいいイメージが鮮烈だった。
 
――まさに時代の最先端をいってるというか。
 
菅林 そのイメージを西武ドームにも持ってて。加えて、じつはずっと西部系列の苗場プリンスホテルで大会をやってもらってたので、そもそも西武グループと新日本プロレスは長年の付き合いがあったんですね。
 
――あ、たしかにやられてましたね。
 
菅林 ついでに言えば、ボクの結婚式も西武系列の東京プリンスホテルだった(笑)。なので西武グループには親しみがあったし、西武ドームにも興味があった。ただ、現実問題、野球の日程やその他のイベントの日程があって、タイミングが合わなかった。
 
――それが、今年はバッチリとタイミングが合ったと。
 
菅林 合いましたね。さらに、新日本の所沢大会も例年、着実に観客数を伸ばしていたし、「所沢といえば、もう東京圏だろう」と。もう一つ、ももクロ(ももいろクローバー)さんのファンがうちの会社にも随分いるんですけど……。
 
――邪道選手を筆頭に、社員にもファンがたくさんいますね。
 
菅林 で、ももクロさんが西武ドームを何度か使っていて、そのライブの評判が「もの凄く良かった」という声が上がっていたのも決め手のひとつ。そういう複合的な事情が重なって、今回浮上してきたんです。
 
■西武ドームは、夏を楽しむというか、お祭り感覚でぜひ足を運んでほしい
 
――ただ、真夏の西武ドームということで、ファンの中には暑さを気にされている方もいます。
 
菅林 たしかに近年の暑さは特別なモノがありますので、熱中症対策も考えてますし、来場者にも丁寧な告知を心がけてきています。……ただ、新日本プロレスはこれまで、夏に冷房がない施設でも、たくさん大会をやってきているんですね。
 
――たしかにそうですね。
 
菅林 先日で言えば、『G1』秋田大会もそう。過去の『G1』でいえば、相模原大会や金沢大会にも冷房がなかった。そういう経験値もありますから。それに、西武ドームというのは、売店が多かったり、独特の雰囲気がありますから、暑さも踏まえて夏を楽しむというか、お祭り感覚でぜひ、足を運んでほしいですね。
 
■ジェフ・ジャレットの新団体を足掛かりに、あらためてアメリカに進出していく
 
――西武ドームといえば、優勝決定戦も大注目ですが、今回はROH勢もやってきます。菅林会長も実際にニューヨークでご覧になってますね?
 
菅林 彼ら、ROHの選手はゴングが鳴ったと同時に、フルスロットルで目一杯闘うんですよ。そういうファイトスタイルの違いも楽しんでもらえればな、と。で、来日する選手も非常にやり手、旬な人たちを呼べたと思います。
 
――現場で彼らを見て、「これを日本に持っていきたい」という気持ちがあったのか、それとも売り込みもあった?
 
菅林 両方ですね。ボクだけじゃなく、タイガー服部レフェリーにも随分アピールがあったようで(苦笑)。とにかく「ハイレベルなレスリングがしたい」という、志の高い選手たちが集まってるので。「新日本に合うんじゃないかな」という読みはありました。
 
――加えて、新団体“GFW”創設者のジェフ・ジャレット氏が来日することも決まってますが、これもアメリカ遠征の際に決まった?
 
菅林 ハイ。もともと、彼がTNAの責任者だった時に、アメリカに交渉しに行って、その時から付き合いなんですよ。
 
――2008年に東京ドームでTNAとの全面対抗戦があって、その時にも来日してますよね。
 
菅林 今回、改めてビジネスの話をしましたけど。やっぱり、スターですよね。佇まいもムードがありました。またレスラー間の信頼、ネットワークも広いですし、今回の団体も、かなりの新勢力になるのではないかなと。
 
――現在は、水面下で動きがあるみたいですね。
 
菅林 彼から聞いてる話だけでいえば、スケールは大きいですよ。で、新日本の選手としても、その団体を足掛かりに、あらためてアメリカに進出していく予定です。NWA、ROHに加えて、GFWというね。
 
■横浜大会終了後、西武ドームの全カードを出す予定。プレイガイドは終了していますが、当日券販売を行います
 
――よくわかりました。最後に『G1』は、どんどんスケールが大きくなってます。菅林会長は今後に関して、どのようにお考えですか?
 
菅林 ただ、大きいところを控えてる場所もありますよね。大阪であれば、大阪城ホールだったり大阪ドーム。福岡で言えば、福岡マリンメッセや福岡ドーム。まだまだ「戻らなければならない会場」はたくさんあるので。そこは、一つ一つ、ジックリやっていきたい。そして、なんといっても西武ドームを成功させないとね。
 
――まずは、8月10日(日)西武ドームに注目してもらいたいと。
 
菅林 8月8日(金)横浜大会終了後に、西武ドームの全カードを出す予定です。その時点では、プレイガイドの販売は終了していますけど、当日券の販売(11時から)がありますので、ぜひ「空前絶後の夏」のクライマックスを西武ドームで体感してほしいですね。

★お急ぎください! 西武ドーム前売券は、チケットぴあが8月7日(木)まで! 

■「バディファイトPresents G1 CLIMAX 24」
8月10日(日)15:00〜 埼玉・西武ドーム<優勝決定戦>
※「スペシャルシート」「スタンドS」が完売いたしました。
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★8.10西武ドーム目前!! “プロレス観戦対策委員会”井上亘から、観戦のご提案!!(あかさたな) 


オカダ、外道、元井美貴さんが動画で徹底ガイド!!

8.10西武ドーム徹底ガイド!! その1:池袋駅からアクセス編!!

8.10西武ドーム徹底ガイド!! その2:西武ドーム、球場の前編!!

8.10西武ドーム徹底ガイド!! その3:西武ドーム飲食店(1)アイス&カレー編

8.10西武ドーム徹底ガイド!! その4:西武ドーム飲食店(2)ライオンズ焼き&さやま茶編


「空前絶後の西武ドーム〜レェベルの違う舞台がここにある〜」 
動画はコチラから!!

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