今年も「スーパームーン」が話題、2014年最大の満月は8月11日午前3時すぎに見える ただし問題が

2014.08.10 1:05

スーパームーン

今年も「スーパームーン」が話題になっています。8月11日の午前3時09分に満月を迎えます。

この「スーパームーン」とは、月が地球に最も近づいたときに満月または新月となる現象をいうもので、天文学上の用語ではありません。しかし、分かりやすい名前であるためか、一般に浸透してきているようです。

そもそも、月の公転軌道が楕円であることなどから、月と地球の距離は一定ではありません。つまり、月が地球に近いほど大きく見えることになります。その時、月が満月ならなおさら。その瞬間がちょうど8月11日にやってくるというわけです。

NASAによれば、昨年のスーパームーンは通常の満月と比べて大きさが14%増、明るさが30%増となったとのこと。下記画像は、国立天文台ホームページに掲載されている予想イメージ画像。最大の満月と最小の満月とで、大きさがかなり違うことがひと目で分かります。

スーパームーン

今年最も月が地球に近づく(約35万7000キロメートル)のが8月11日2時43分で、その直後の3時09分に満月となります。したがって、3時前後に起きていられればスーパームーンを楽しめる可能性が高いでしょう。見える方角は南西です。

ただし、今回のスーパームーンでは1つ問題が。そう、台風11号です。

2014年台風11号予想進路

台風の予想進路を見る限り、8月10日深夜(11日午前)は関西を通過して日本海側に抜けていそうですが、スーパームーンの時点で天候がどうなっているのかは地域次第でしょうね。