国際【米軍イラク空爆】「女性奴隷」判明で急転…協議2時間、オバマ氏の決断+(1/3ページ)(2014.8.9 21:29

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【米軍イラク空爆】
「女性奴隷」判明で急転…協議2時間、オバマ氏の決断

2014.8.9 21:29 (1/3ページ)中東・アフリカ

 【ワシントン=青木伸行】オバマ米政権のイラクでの限定的な空爆は、急転直下決断されたものだった。その軌跡の一端を関係者の話などを基に追った。

 6日、オバマ大統領は、ワシントンで開かれた米・アフリカ首脳会議に忙殺されていた。その頃、約9600キロ離れたイラク北部シンジャールでは、約4万人のクルド人が、イスラム過激派「イスラム国」に山頂へと追いつめられていた。

 ホワイトハウスでは、安全保障担当の高官らが情報を分析していた。クルド自治区の中心都市アルビル近郊で、クルド人部隊がイスラム国の攻勢の前に、後退を余儀なくされているとの情報ももたらされた。

 こうした情報は大統領にも伝えられた。首脳会議の会場を後にし、ホワイトハウスへ戻るリムジンの中で大統領は、同乗していたデンプシー統合参謀本部議長につぶやいた。

 「クルド人の人道危機を、何とかしなければならないのは分かっている」

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