こんちわ、おいさんです。(*´∀`*)
今日はトピックでも取り上げられているみたいなので、
本について語ってみたいと思います。
いつのまにやら書評ブログになりましたw
最近、このブログでは本の話題ばかりを提供している。
それもそのはず、このブログは昔から旅ブログであるとともに
本についても語ってきたからだ。
旅と本。
この2つがこのブログの2大柱だった。
だった・・・というのは、旅ブログが8月から
新しい「ドラねこ旅日記」独立してリニューアルしたからだ。
500枚チャレンジも「ドラねこ絵日記」として独立したし、
これからこのブログは本と音楽だけの記事になるだろう。
あとはお茶かw
マンガだらけの半生
そもそもわしはいつから本が好きになったのだろう?
小さいときは絵も字も描けない子供だった。
故に自分で本を読んだ経験はなかった。
小学生の頃は漫画ばかり読んでいた。
始めて家にやってきたマンガは週刊少年ジャンプで、
ちょうどいま映画化している「るろうに剣心」が始まった頃だった。
その他にもガンガン・ボンボン・コロコロと、少年誌ばかり読んでいた。
その頃のジャンプは、まだジャンプ黄金期の面影を少しは残していて、スラムダンクやドラゴンボールなども健在だった。
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中学生になると、その他にもいろんな漫画を読みあさり、
ほとんどマンガ漬けの日々を送っていた。
その当時、読んでいたマンガの数は3〜500冊くらいだったと思う。
いま思い返すと、読みすぎだろ、ホント。(;´∀`)
転機は高校生になってから
そんなわしに転機が訪れたのは高校に入ってからだった。
当時まだ漫画脳だったわしは、クラスでほとんど友達がいなかった。
そのときの苦しさは今でもよく覚えている。
なにせ一月の間、クラスの誰とも喋らずに過ごし、
家に帰ってTVを見て笑うと、喉が枯れて痛みが出るほどだった。
その時始めて知った。
「声って一月出さないでいると、少し笑っただけでこんなにも喉を痛めるものなのか」と。
一月間、誰とも話さなかったおかげで、わしの喉は退化していた。
そんな暗い高校生活を送っていたわしでも、
少ないながらもやっとなんとか友達というものができた。
そいつは四六時中、本を読んでいる奴だった。
そいつの周りには多くの人が集まってくる不思議なやつだった。
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わしもそいつに感化され、話をするうちに自然と図書館に入り浸るようになった。
そしてある日、運命の出会いをすることになる。
わしはその頃からかなりの時代劇好きで、当時は剣客商売にハマっていた。
まだ藤田まことは健在で、その演技に痺れたものだ。
そんな大好きだった剣客商売にまさか図書館で出会うとは思いもしなかった。
そう、TV版・剣客商売の原作、池波正太郎の「剣客商売」である。
それからというもの、わしは原作の剣客商売をむさぼるように読み、
鬼平犯科帳などにも手を出すようになる。
そしてその他にも多くの本にも出会った。
こうして図書館に足しげく通うような日々がはじまり、気づいてみると
いつの間にかわしは図書館に入り浸る連中と顔なじみになっていて、
多くの友人に囲まれていた。
そう読書が、一人の孤独な青年を救ってくれた瞬間だった。
本が、友達を作ってくれたのだ。
本の前で修行する日々
大学に進むと、わしはまた本を読むようになった。
一つは引っ越した先に図書館がすぐ近くにあったことと、
もう一つは大学の講義があまりにも退屈極まりないもので、
内容に全くついていけなかったから。
おかげでよく大学の図書館などで時間を潰すようになった。
その時、校内の図書館にあった新聞に、
当時読んでいた「水滸伝 」の著者・北方謙三氏のインタビューが載っていた。
正確にどんな言葉だったかよく覚えてないが、
そのインタビューの中で謙三氏は、
「若いうちは、本の前で修行をしろ」
というようなことを言っていた。
本の前で修行・・・(;´∀`)
わしはこの言葉に衝撃を受けた。
本を読むという行為が、修行と結びつくなんて、
そのころのわしには思いつきもしなかった。
それまでのわしはただ何も考えずに好きな本を読んでいた。
自分の興味ある本にだけ手を出し、
自分がおもしろいと思ったものしか手に取らなかった。
しかしこの言葉とともに、わしの読書に対する考えは変わった。
そうか・・・せめて大学で勉強についていけないなら、
多くの本を読んで修行しなくてはいけない!
この日からわしは、自分が興味ある本だけを読む行為を辞めた。
自分が知らないこと、まったく興味がなかったこと、
知らない間に食わず嫌いしていた本などに、もっと向き合って見ようと思ったのだ。
それからというもの、ありとあらゆる本を貪るように読みつくした。
古典・哲学・文学・科学・芸術・・・ふりかえってみると、
自分でもいったいどれだけの本を読んできたのかわからないくらいに、ブックリストは膨大なものになっていた。
今では、その時の北方謙三さんの言葉に感謝している。
本好きになったわしは、今ではこのはてなブログでブログを書き、
あろうことか読書グループをつくるほどまでになった。
その修行は、今でも続いている。
しかし、いくら読んでも読み足りない。
まだまだ知りたいことは山ほどある。
一体、この修業にいつ、終わりが来るのだろうか?
多分、それは永遠に終わりのない修行なのかもしれない。
そんな思いを抱えて、今日もわしは本を読む。
本の前で、自分を鍛えるために。
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