現代自動車、アメリカ道路交通安全局から罰金1735万ドル
2014年08月09日 11時46分
アメリカ道路交通安全局(NHTSA)は7日、27万5000台に及んだブレーキ装置の不具合を速やかに知らせなかったとして現代自動車が1735万ドルの罰金を支払うことになったと公表した。
NHTSAによると、現代自動車は罰金を支払うことに異論はない。現代自動車は2009年-2012年に発売された高級セダン「ジェネシス」の特定部品が腐食しブレーキの性能低下や衝突の恐れが増すことを速やかに米当局に知らせなかった。調査を受けた後、現代自動車は2013年10月に27万5000台の自動車を回収した。それ以前、ディーラーに関連自動車のブレーキオイルの交換通知を出しただけで、リコールを実施しなかった。
現代自動車は処罰を受けた前に、ゼネラル・モーターズ(GM)とNHTSAは厳しい監督に直面している。原因は10年ほど前にも安全上に欠陥があることを知っていたが、260万台の自動車のリコールを延期したためだ。
NHTSAによると、現代自動車のブレーキ装置の不具合に関する死傷報告はないが、消費者から87件の苦情が寄せられた。
(翻訳 王琬璐)
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