(cache) 長崎、平和の原点揺らぐ不安 市長、集団的自衛権に言及  - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 長崎、平和の原点揺らぐ不安 市長、集団的自衛権に言及 


     被爆から69年の原爆の日を迎え、営まれた平和祈念式典=9日午前10時35分、長崎市の平和公園

     長崎は9日、被爆から69年の原爆の日を迎えた。長崎市松山町の平和公園で、市主催の原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が営まれ、田上富久市長は平和宣言で「集団的自衛権の議論を機に、安全保障のあり方が議論されている。『戦争をしない』という平和の原点が揺らいでいるのではないかとの不安と懸念が、急ぐ議論の中で生まれている」と述べ、政府にこうした声に真摯に向き合い、耳を傾けるよう求めた。被爆者代表は「平和への誓い」の中で「憲法を踏みにじる暴挙」と批判した。

     集団的自衛権の行使容認を閣議決定した政府に対する被爆者らの反発は強いが、6日の広島の平和宣言は言及せず、被爆地の間で違いが出た。

      【共同通信】