東京レター
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【政治】防衛省発注工事 9月から 予備自衛官雇用先 優遇防衛省は二十五日、予備自衛官を雇用する建設企業が同省発注の建設工事に入札した場合、一定の条件を満たせば落札企業を選定する際に加点評価する方針を明らかにした。九月以降に適用する方向で調整している。 予備自衛官の多くは元自衛官で、防衛省幹部は「重機操作に習熟し、円滑に工事する上で評価ポイントになる」と説明しているが、予備自衛官の受け入れ先を確保する狙いもあり、入札の公平性を損ないかねないと省内でも異論がある。 予備自衛官は普段は職に就き、有事の際は自衛隊施設の警備や災害救援活動などに招集される。現員数は約三万二千人で定員を一万五千人以上割り込んでおり、人員確保が課題になっている。 同省によると、予定価格が六億円未満の工事を対象に検討。実際に建設工事現場で作業させることを条件に、現職の自衛官と同じように第一線で任務に就く「即応予備自衛官」を採用する企業にも加点する。雇用期間などによって加点幅を調整し、百四十点満点で評価する工事の場合、数点を上乗せする方針。 建設業界で働いている予備自衛官は数千人。同省発注の建設工事の多くが入札価格だけではなく技術なども評価する総合評価落札方式を採っている。 PR情報
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