［政治］首相、集団的自衛権の行使容認「歴史検証に耐えうると自信」（2014.8.9 16:49）

　安倍晋三首相は９日、長崎市内のホテルで記者会見し、集団的自衛権行使を限定容認した閣議決定について「抑止力によって日本が戦争に巻き込まれる恐れは一層なくなっていく。必ず理解を頂ける。歴史の検証に耐え得ると自信を持っている」と述べ、国民に理解を求めた。同時に「万が一に備えておくのが重要な責任だ。もはや、どの国も一国では平和を守れない」とも指摘した。

　一方、９月第１週に行う内閣改造での菅義偉（すが・よしひで）官房長官の処遇に関しては「安定的に政策を進めていくうえで、今後とも引き続き職にとどまってもらいたい」と述べ、留任させる考えを示した。

　加藤勝信、世耕弘成、杉田和博の３官房副長官に加え、木村太郎、礒崎陽輔、衛藤晟一、和泉洋人、長谷川栄一の５首相補佐官を留任させることも明言した。