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<静岡・食中毒>ゴム手袋で調理、販売

(2014/8/ 8 14:21)
冷やしキュウリが原因とみられるO157の集団食中毒について説明する県中部街商協同組合の曽根崇之専務理事(右)と河村正史弁護士=8日午前11時15分ごろ、静岡市役所静岡庁舎

 静岡市で開かれた安倍川花火大会で露店の冷やしキュウリを食べた客が食中毒症状を訴え、腸管出血性大腸菌O157が検出された問題で、提供者の男性が加入している県中部街商協同組合の曽根崇之専務理事らが8日、静岡市役所で会見し、販売当時の状況などを説明した。問題の発生以降、関係者が公の場で説明するのは初めて。
 曽根専務理事と男性の代理人を務める河村正史弁護士によると、男性ら作業に関わった6人は大会当日の7月26日午後1時すぎから、露店から約500メートル離れた場所に駐車したワゴン車内で仕込みを始め、いずれもキュウリを素手で触らず、ゴム手袋を着用して調理、販売した。
 男性は昨年の大会でも冷やしキュウリを販売していて、今年も同じ包丁やまな板などを使ったが、調理前に洗ってアルコール消毒し、水は同月中旬に量販店で購入したペットボトル入りの飲料水以外は使わなかったという。
 6人はいずれも食中毒症状を訴えておらず、曽根専務理事も露店の見回りをした同日午後6時ごろ、冷やしキュウリを1本食べたが、現時点で食中毒症状はないと話した。河村弁護士は「男性は多くの人々に迷惑を掛けた責任を口にしているが、現時点ではっきりとした感染原因は分からない。静岡市の調査に全面的に協力したい」と述べた。

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