他人のクレジットカード番号を割り出し、その番号を使ってインターネットでホテルを予約、特典のクオカードをだまし取ったとして、札幌・中央署は9日、詐欺容疑で、東京都板橋区の会社員(38)と、住所不定無職の男(26)を逮捕した。
逮捕容疑は5月12日、インターネットで札幌市内のホテルに3名で3泊の宿泊を申し込み、ホテルの特典のクオカード9枚(2万7000円相当)をだまし取った疑い。
同署によると、2人はカード番号の規則性を見いだす特殊な計算式を使い、カード番号を割り出す「クレジットマスター」という手法を悪用。他人のカード番号を使い、インターネットでホテルを予約していた。料金はカードの持ち主から引き落とされていた。
2人は調べに対し「昨年秋から東京や札幌などのホテルで予約を繰り返した」と供述しており、全国のホテルなどから500万円分を超すクオカードを詐取し、金券ショップで換金していたとみて余罪を調べている。
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